感情の起伏が激しいと病気になる?知っておきたい感情の影響

メソメソ指

この記事を読むのに必要な時間は【約 5 分】です。どうぞお楽しみください!

あなたは感情の起伏が激しいですか?
ドキッと心当たりがあるならば、もしかしたらみなおした方がいいかもしれません。

泣いたり怒ったり笑ったり、私たちはさまざまな感情で毎日を過ごしています。
感情の変化は至って普通のことですが、これが行き過ぎてしまうと悪影響になります。

なぜ悪影響になるのか?
それは感情から身体へ悪影響を及ぼすと、病気になる可能性があるからです!

今回は
・中医学の観点からみた感情のこと
・七つの感情が臓腑に及ぼす影響
この2つのことについてご紹介します。

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中医学の観点からみた感情のこと

中医学の基礎理論では病気の原因となるものを『病因』と言います。

一時的病因と呼ばれる『外因』『内因』『不内外因』の三因
そして二次的な病因にわけられます。

外因、内因、不内外因とはなんでしょうか?
それぞれ解説させていただきますね。

外因とは環境の変化が原因となる『六淫』のことをさします。

陰陽 六淫(りくいん)とは
自然現象の中に現れる
「風・寒・暑・湿・燥・火(熱)」の変化を六気(ろっき)と言います。
住んでいる地域や季節などでさまざまに変化します。

六気の過剰や不足などが原因で発病因子の邪気に変わると
「風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火(熱)邪」
の六淫となり健康に影響を与えます。

 

内因とは人間がもつ『七情』のことをさします。

陰陽 七情(しちじょう)とは
人間のもつ七つの感情「怒・悲・喜・憂・思・恐・驚」のことを言います。

七つの感情はそれぞれが影響を及ぼす臓腑があります。
過剰なショックや精神的ストレスは身体に悪影響を及ぼします。
その結果、気血の巡りや臓腑の働きが乱れて病気を引き起こします。

 

不内外因とはどちらにも属しません。
飲食の不摂生、過労、運動不足が主な原因となります。

今回注目したいのは内因の七情です。
なぜ感情が臓腑に及ぼすのか?より詳しく考えてみましょう。

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七つの感情が臓腑に及ぼす影響

中医学で言うところの七情は「怒・悲・喜・憂・思・恐・驚」
どの感情がどの臓腑に影響を与えるのか分かりやすく表を作りました。

五つの臓「肝・心・脾・肺・腎」と感情は経絡を通じてつながっています。
(経絡とは気血を運ぶ通り道のことを言います)

例を挙げると、感情の『怒』と肝臓。
怒りすぎた場合は肝が傷つき、肝が悪い人は怒りっぽい人が多いなど、感情と臓腑は切り離すことができないものなのです。

指さしチェック黄 中医学には内傷七情(ないしょうしちじょう)と呼ばれる言葉がある!
①感情が乱れて体内の気血の巡りが乱れる
②気血の巡りが乱れたことで臓腑の働きが乱れる
③その結果、病気を引き起こし病状を悪化させてしまう。

この一連の流れのことを内傷七情と呼びます。

では感情はどんな風に臓腑に影響を与えるのか?具体的に解説します!

怒(怒り)と【肝】

プンプン指2

過度の怒りは肝(かん)に影響を与えます。
肝臓は気の巡りと血の貯蔵を管理する臓です。
怒るとよく「頭に血がのぼった」と言いますよね?
これは気と血が身体の上部に逆流している状態のことなんです。

気と血が上部に逆流すると
・怒り過ぎて目が赤くなる(肝臓の経絡に目があります)
・頭痛
・めまい
・肩こり
・イライラや気鬱
などの症状が現れます。

怒るという行為自体はすごくエネルギーを使うことなので、「怒り過ぎて疲れた」なんて状態にならないように注意が必要です。

喜(喜び)と【心】

にっこり指

過度の喜びは心(しん)に影響を与えます。
心臓は血を全身に行き渡らせたり、精神活動を管理する臓です。
喜ぶという感情は気の巡りを全身に行き渡らせる気持ちのよい感情です。

ただし、その喜びが過剰になると
・動悸
・不眠
・眠っても夢を多く見る
・息切れする
などの症状が現れます。

ひどい場合は精神異常を起こす場合がありますので、過剰な喜びには注意しましょう。

悲(悲しみ)・憂(憂い)と【肺】

メソメソ指2

過度の悲しみや憂いが長引くと、肺(はい)に影響を与えます。
肺は全身の気の管理、呼吸の管理、気と共に栄養物質などを行き渡らせる臓です。

悲しみや憂いは肺の気を消耗させ
・気持ちが沈んで話したくなくなる
・息切れする
・声がかすれて出なくなる
などの症状が現れます。

肺の働きが低下するとカゼを引きやすくなったり、疲れやすいなどの症状も現れます。

思(思い悩む)と【脾】

思い悩む男性

過度に思い悩むと、気が停滞して脾(ひ)に影響を与えます。
脾は消化器系統の働き全般をさし、栄養物質を全身に運ぶ臓です。

脾の働きが低下すると消化機能が弱まり
・食欲がなくなる
・腹部に膨満感がある
・食事が喉を通らない
・軟便になる
などの症状が現れます。

考えすぎや悩み過ぎも過剰になると、脾の経絡である胃に影響を及ぼします。

恐(恐れ)・驚(驚き)と【腎】

驚く人

過度の恐れや驚きは腎(じん)に影響を与えます。
腎は命の根本となる「精」を貯蔵し、命を守るとても大切な臓です。

過度な恐れは腎の気を下降させ
・尿や便の失禁
・流産をしやすくなる

さらに腎に貯蔵されている腎精を消耗すると
・記憶力の減退
・骨がもろくなる
・髪が抜ける
・夢精・早漏・閉経が早くなる
などの症状が現れます。

過度の驚きも腎の気を消耗し、恐れと似たような症状が起こります。
過剰な驚きは気血の巡りが乱れて不眠や動機、集中力の低下などが生じます。

 

いかがでしょうか。
こうして改めて見てみると、感情の変化に伴って身体の様々な変化を経験したことはないですか?

・怒り過ぎて頭に血がのぼった
・気になり過ぎて喉に食べ物が通らない
・ドキドキし過ぎて眠れなくなった
などなど。

感情は頭や心でただ感じているだけではなく、私たち人間の身体に実に多くの影響を与えているのです。

感情の起伏が激しいと、同じように臓腑も気血を消耗しています。

色々なことが起こる日常の中で、平穏に暮らすことが難しいこともあります。
他人から好ましくない影響を受けることもあるでしょう。

そんなときは、一度深呼吸をしてみてください。
目を閉じて、頭の中を空っぽにしてゆっくり呼吸をしましょう。

感情が私たち人間の身体に与える影響を、どうか忘れないでください^^

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

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