梅醤番茶に使った三年番茶をそのまま飲んでみたら、美味しくてハマりました。
ホットでもアイスでもどちらでも美味しく、普段は緑茶しか飲まない夫を番茶派に寝返らせることにも成功したので、夫婦揃ってヘビロテしてますw
私は熱い三年番茶をおちょこでちびちび飲みながら、三時のおやつを食べるのが最近のマイブームです(*´ω`*)
それはさておき、この三年番茶と呼ばれるお茶ですが、よくよく調べてみると普通の番茶より飲みやすく、さらに体に優しいことが分かりました。
ということで、今回の主役は三年番茶。
- 三年番茶とは何か?
- 三年番茶はどんな効能があるのか?
- 普通の番茶と何が違うのか?
などなど、一風変わった番茶のことをご紹介します。お茶好きさんはのぞいて見てくださいね。
それではさっそくいきましょう!レッツばんちゃー(/・ω・)/
三年番茶とは?
三年番茶とは、その名の通り三年間かけてじっくり熟成させて作ったお茶のことです。(メーカーによって定義が異なるようで後述してます)
なんですが、まず先にお茶の分類について簡単にお話させてください。
分類 | 種類 | 生葉の状態 |
1:不発酵茶 | * | 発酵させない |
2:半発酵茶 | 烏龍茶など | 少し発酵させる |
3:発酵茶 | 紅茶 | しっかり発酵させる |
4:後発酵茶 | プーアール茶など | 含まれる酵素以外で発酵させる |
煎茶、深蒸し煎茶、玉露、抹茶、番茶、ほうじ茶、玄米茶、玉緑茶(中国茶)など
さて、乳酸発酵のお茶はまた別の機会にして・・・
三年番茶は三年寝かせたもので、不発酵茶に分類されることが分かりました。
では、三年番茶にはどんな効能があるのでしょうか?続けて見てみましょう!
三年番茶の効能
三年番茶は美味しいだけではなく、期待できる効能もたくさんあります。
- 体を温める作用
- カテキン効果
- リラックス効果
- 胃腸を整える
マクロビオティックでは、三年番茶は体を温める「陽性の飲み物」とされています。
その理由は、三年番茶の茶葉が取れる位置に関係しています。
通常の番茶と使う茶葉は基本的に同じですが、三年番茶は太陽の日が当たらない根元に近い部分の茎や葉を摘み取るため、根菜類と同じく体を温める食材に分類されるのです。体が温まると新陳代謝もアップします。
三年熟成させてもカテキンはカフェインのようには失われずに含まれています。
カテキンには脂肪が体内に吸収されるのを抑えるため
- 生活習慣病予防につながる
- インフルエンザ予防になる
また、三年番茶に含まれているカテキンはビタミンCの吸収をサポートする働きがあるため、三年番茶を飲むと効率よく栄養を摂取することができます。
長い期間じっくりと熟成されていることから香りがとても豊か。
さらに興奮作用のあるカフェインの含有量が少ないため、飲むことで心をリラックスさせる効果があります。
「ちょっと疲れたからホッとできる飲み物がほしい」と言うときは、温めた三年番茶と一緒に甘いものを食べて見てください。ホッコリしますよ(´▽`)
三年番茶はカフェインなど刺激のある成分が少ないため、胃や腸にやさしい飲み物です。
また、体内吸収が高く、老廃物をスムーズに体外へ排出させることができるため、胃や腸の緩みを治す作用もあります。
三年番茶を使った万能茶は梅醤番茶!
そういえば我が家でもよく番茶を飲むのですが、三年番茶と普通の番茶は具体的に何が違うのでしょうか?気になったので調べてみましたよ!
三年番茶と番茶の具体的な3つの違い
- カフェイン量が違う
- 体への負担が違う
- 味が違う
そもそも三年番茶と番茶は、茶葉として使う部分が異なるようです。
- 番茶は新芽部分を使う
- 三年番茶は根元に近い茎や葉を使う
番茶と言えば、苦みやカフェインが少なくて子どもから妊婦さんも飲めるというのが特徴的なお茶ですが、三年番茶はさらに長い期間をかけて熟成させるため、番茶よりもさらに苦みが減り、飲む人の年齢を問わず飲みやすくなってます。
- 含まれるカフェイン量が少ない
- 胃への負担が少ない
- 苦みも少なく飲みやすい
- 甘みがある味で小さな子どもも飲みやすい
などなど、その飲みやすさと安全性から近年注目が高まってるんですよ(´ω`*)
- 番茶:20~40mg
- 三年番茶:10mg
商品によって差は出ると思いますが、それでも2倍近くカフェイン量が違いますね。
寝る前に飲んでも「目が覚めてしまって眠れない・・・」ということもおきづらい、まさにリラックスできるお茶なのです。
カフェインをあまり摂りたくない妊婦さんや授乳中の女性、子どもや健康志向の強い人でも、三年番茶は安心して飲むことができますよ!
それは、『三年番茶でも商品によって三年の意味が違う』ということ。
三年番茶と書いてあれば「あ、三年もかかって作ったお茶なんだ、体に良さそう♪」と思っちゃいますよね。でも実はメーカーによって、三年と定義している意味合いが違うようなんです!!
どういうことなのか、続けてご紹介しますね。
え?商品によって三年の意味が違うの?
一番最初に、三年番茶は『三年寝かせたお茶』とお伝えしましたが、よくよく調べてみると、
- 三年以上育成した茎や葉を摘み取って作る番茶
- 茎や葉を摘み取ってから、三年熟成させる番茶
この2パターンがあることがわかりました。(他にもあるかもしれません)
私が飲んだこの葉桐の三年番茶は、棒茶を三年以上熟成させたものでした。
では続けて、三年番茶の生産と製造工程をご紹介します!
知って驚く、とある三年番茶の生産・製造工程!
- 刈り取り(3・6・10月)
- 蒸し器で蒸す
- 乾燥機か天日で干す
- 荒茶*の完成
荒茶(あらちゃ)は、茶の葉から茶を作る製茶工程のうち蒸熱、揉捻等の工程を経て乾燥された段階のもの。一般に流通する多くの緑茶は荒茶に対し火入れ、選別等の仕上げ加工を経た後のもの。
荒茶 Wikipediaより引用
- 荒茶
- 仕訳機で仕分けする
- 乾燥機で乾燥させる
- 熟成させる
- 焙煎する
三年番茶は乾燥させて熟成→高温で焙煎させるこの過程で、お茶の渋み成分であるカフェインやタンニンが抜けていくため、とってもまろやかな味わいになると言われています。
では最後に、今回の内容をまとめて終わりにしたいと思います!
今回のまとめ
- 三年以上育成した茎や葉を摘み取って作る番茶
- 茎や葉を摘み取ってから、三年熟成させる番茶
作り方はこの2パターンがある
- カフェイン量が違う
- 体への負担が違う
- 味が違う
- 番茶は新芽部分を使う
- 三年番茶は根元に近い茎や葉を使う
- 含まれるカフェイン量が少ない(10mg)
- 胃への負担が少ない
- 苦みも少なく飲みやすい
- 甘みがある味で小さな子どもも飲める
- 体を温める作用
- カテキン効果
- リラックス効果
- 胃腸を整える
三年番茶と番茶の違い、そして効能など、いかがでしたでしょうか。
今回は初めてお茶の分類方法を学んだのですが、そのときに見たお茶の種類にビックリしました。
緑茶、黄茶、紅茶、白茶、青茶、黒茶、花茶に茶外茶、フレーバーティーに食茶など。
世界には数えきれないほどのお茶の種類があったんです。日本は緑茶が有名ですが、その緑茶でも「蒸し」や「揉み」が異なるだけで多様なお茶ができます。ホントにお茶って奥が深いですよね~。
私はリラックスしたいとき、工芸茶の花が開くのを眺めながら飲むのがとても好きです(´ω`*)
あなたはどんなお茶が好きですか?
ここまでご覧いただき、ありがとうございました~
【必見】体調に合わせた梅醤番茶の作り方
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