納豆アレルギーの症状と原因!自覚がない場合もあるってホント?
納豆を食べ過ぎて、納豆アレルギーを発症しました。
ウソのような本当の話ですが、私の姉が納豆を食べ過ぎて納豆アレルギーになりました。
初めて『納豆アレルギー』を知り、しかもその原因が納豆の食べ過ぎとは「どんだけ納豆食べたの!?」とツッコミを入れたくなりましたが、いろいろ調べてみるとアナフィラキシーを起こす場合もあるというのですから驚きです。
もしかして、納豆を食べて具合が悪くなったのは納豆アレルギーが原因?
なんてことも考えられるので、心当たりがあるあなたはぜひ見てってください!
納豆アレルギーの症状
一般的に言われる納豆アレルギーの症状は
- 吐き気
- 腹痛
- 下痢
- 嘔吐
- 蕁麻疹
これらの症状が遅効性(食後5~14時間程度)で現れるそうなんですが、姉の場合は少し状況が違っていたようです。
毎日食べてても納豆アレルギーの自覚症状はない!?
普通は納豆を摂取してから遅効性でアレルギー症状が現れますが
なんと、姉の場合は
1日3パック納豆を食べていても、アレルギーらしき症状はまったく起こらなかったみたいです。
Σ(゚Д゚)ホントに!?オドロキ!!!
ではどうやって、姉は自分が納豆アレルギーだとわかったかと言うと
職場の健康診断の採血でアレルギー反応があったそうです。
私も花粉症がひどくて耳鼻科でアレルギーテストをしたことあるのですが、まさに同様のテストで姉は納豆アレルギーだと判明したみたいですよ。
えぇ~それじゃあ、納豆好きさんが毎食納豆を食べてても、ある日突然納豆アレルギーが起こるか、無自覚のままでいるということですよね。
我が家の夫も納豆が好きで毎日もりもり食べてるので、心配になってきました(´ω`;)
そもそも、納豆アレルギーが起こる原因はなんなのでしょうか?
納豆アレルギーの原因
納豆アレルギーが起こる原因としては、以下が考えられます。
- 納豆の食べ過ぎ
- 納豆のネバネバ成分(ポリガンマグルタミン酸)の摂取
- 納豆抽出液の摂取
- 中華料理のクラゲの摂取
- 海水浴などでクラゲに刺される
納豆アレルギーなのになぜクラゲが原因なの?と思うかもしれませんが、それは納豆のネバネバ成分『ポリガンマグルタミン酸』が関係してくるんです!
ポリガンマグルタミン酸とは
ポリガンマグルタミン酸(ポリグルタミン酸・γ-PGA)とは、納豆の粘質物の主成分です。
「カルシウムの吸収促進」や「肌によい」と言われ、日本では
- 食品添加物(保存剤・増粘剤)
- 化粧品、石鹸、ヘアケア用品(保湿剤)
- 医薬品
- 工業用品
など幅広く使用されています。
クラゲにもポリガンマグルタミン酸がある!
実は海に生息するクラゲもポリガンマグルタミン酸を持っていて、クラゲに刺されることで皮膚から体内にポリガンマグルタミン酸が入り、アレルギーを引き起こす原因になると言われています。最悪の場合はアナフィラキシーを引き起こすことも。
夏の海水浴とか何も気にせず遊びまくってましたけど、意外に危険と隣り合わせだったんですね( ̄ー ̄;)
納豆でアナフィラキシーが起こる可能性もある!
さらに気になったので、納豆によるアナフィラキシーと診断された例を確認してみました。
26歳男性 (日本) が、朝食にナットウを摂取したところ、7時間以上後にアナフィラキシーを生じ、ナットウによる遅発性アナフィラキシーと診断された
34歳男性 (日本) が、朝食にナットウを摂取し、スキューバダイビングを反復して行っていたところ、アナフィラキシーを生じた。プリックテストの結果および既往歴より約8時間前に摂取したナットウによる遅発性アナフィラキシーと診断された
58歳男性 (日本) が、2年前より膨疹を繰り返し、朝食にナットウを摂取した日の夕方から夜に蕁麻疹が出現したことが2回あったこととプリックテストによりナットウによる遅発性アナフィラキシーと診断された
国立健康・栄養研究所 のナットウより情報参照
やはり遅効性で発症する場合が多いようです。
上記で紹介したのは20・30・50代の方ですが、発症年齢は関係なく、7歳の子供から70代の方までと幅広い年代で遅効性アナフィラキシーと診断されていました。
納豆アレルギーの発症に年齢は関係ない!
納豆アレルギーは、成人してからも発症する可能性は十分あります。
私の姉も20代後半で納豆アレルギーと診断されていますし、納豆アレルギーとは違いますが夫も30代後半で花粉症を発症しています。こうなるとアレルギーはいつでも起こるんだなという認識を持っていた方が対処しやすいです。
いつも納豆を食べてて、何も起こらないから自分には関係ないよ
と思っていても、ある日突然納豆アレルギーになる可能性もあるということですね(´ω`;)
ちなみに、個人的に気になることを姉に聞いてみました。
他の大豆食品は食べれるの?
どうやら姉の場合は
納豆アレルギー=大豆アレルギーではないようで
味噌や醤油、大豆サラダや大豆スープを摂取しても、アレルギー症状は出なかったと言っています。
【納豆アレルギーの原因】
- 納豆のネバネバ成分(ポリガンマグルタミン酸)の摂取
- 納豆抽出液の摂取
- 中華料理のクラゲの摂取
- 海水浴などでクラゲに刺される
【大豆アレルギーの原因】
- 大豆に含まれるタンパク質
アレルギーと診断されたのが20代後半、30代になってから再び納豆を食べたみたいなんですが、それでも何の症状も起こらなかったとか。
このように納豆アレルギーと大豆アレルギーは原因からして異なりますが、症状を起こす原因は様々なので、一度アレルギーテストを受けてみることも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
※あくまで一個人の例ですので決して鵜呑みにしないでください。アレルギーの疑いがある場合は、必ず医師の判断に従ってください。
では最後に今回ご紹介した内容を簡単にまとめて、終わりにしたいと思います!
納豆アレルギーの症状と原因のまとめ
納豆アレルギーの症状
- 吐き気
- 腹痛
- 下痢
- 嘔吐
- 蕁麻疹
これらの症状が遅効性(食後5~14時間程度)で現れる。
自覚症状がまったくなく、アレルギーテストで分かる場合もある!
納豆アレルギーが起こる原因
- 納豆のネバネバ成分(ポリガンマグルタミン酸)の摂取
- 納豆抽出液の摂取
- 中華料理のクラゲの摂取
- 海水浴などでクラゲに刺される
ポリガンマグルタミン酸(ポリグルタミン酸・γ-PGA)とは、納豆の粘質物の主成分
納豆アレルギーの重要なこと
- 納豆でアナフィラキシーを起こす可能性もある!
- 納豆アレルギーは成人しても発症する可能性がある!
暑い夏にスタミナがつく納豆うどんも、食べ過ぎには注意ですよ!
納豆アレルギーというアレルギーの存在を初めて知り、しかもそれが自分の姉に起こっているということから今回の記事作成に至りましたが、調べている内に納豆アレルギーは大変なことだと気付きました。
なぜなら、遅効性のアナフィラキシーの場合は原因の特定に時間がかかるからです。
納豆を摂取してから半日後に症状が出たとして、その原因が納豆だなんて思いもしませんよね(´ω`;)
あり得ないと思うこともあり得る。
その思いから、1人でも多くの方に納豆アレルギーがあり得るんだということをお伝えしたくて、長くなりましたがご紹介させていただきました。
納豆が好きな方もそうでない方も、情報を知っておくことで万が一のときでも素早く対処できるようにしておきましょう。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました~!
コメント
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だいぶ前に僕もやらかしました。納豆を1週間で9パック食べた所、約半日ほどたってから上半身アトピー様症状だらけになりまして。完全に引いたのは6~7日後(食べた)です。
それ以後、そこまでの個数の納豆を食べてないし、アレルギー科でも診断を受けてないので、断言できませんが・・・。大豆や豆腐では発症しない事から、納豆アレルギーとみられます。
犬男さん
貴重な体験コメントありがとうございます!
上半身アトピー様症状は大変でしたね(゚Д゚;)
しかも完全に引いたのは6~7日後とは・・・
アトピー症状も辛いですが、それよりひどくならなくて本当によかったです。
そして普通の摂取量で発症するケースもあるんだということに、さらに驚きです。
本当に貴重な体験コメント、ありがとうございました!
一人暮らしであまりお金が掛からず栄養がとれる納豆を1日3パック毎日食べています。冷蔵庫にもまたストックがありますがこちらの記事を見て納豆の摂取量を見直そうと思いました。とても参考になりました。ありがとうございます。
さとさん、コメントありがとうございます。
仰るように、安くて栄養価も高いとなると、つい食べてしまいますよね(;・∀・)
姉の場合はレアケースかもしれませんが、見直すきっかけになったのなら幸いです。