あなたは一日に納豆をどれぐらい食べますか?
一日に2パック?
健康を考えて毎食、一日に3パック?
いいや納豆大好きだから、5パックは食べてるよ!!
はいストップ!
実は納豆も、食べ過ぎてしまうとあなたの体に害を及ぼすかもしれません。納豆の適量を知っておかないと、大変なことになるかもしれませんよ~(;´・ω・)
そこで今回は、薬膳アドバイザーの目線から、気になる納豆の食べ過ぎについて調べてみました!
納豆好きさんも、納豆を食生活に取り入れようとしているあなたも、納豆を食べ過ぎて体の負担にならないように、ぜひチェックしてみてください(*^▽^*)
納豆の一日摂取量は3パックだと多い?
先に答えをお伝えすると
納豆は一日2パックまでが理想的な量
と言えます。
2パックなんて、あっという間に食べちゃいますよね♪
いろいろな資料を調べてみると、納豆に含まれる栄養素によって納豆の摂取量目安が変わりますが、だいたい一日に2パックを理想とする答えが多かったです。
「うんうん分かった、納豆は一日2パックね♪」
と思い、ページを閉じようとしたそこのあなた。ちょっと待ってください!!
どうして納豆は3パックだと食べ過ぎになるのか、知りたくはありませんか?
納豆は食べ過ぎても問題なさそうなイメージですが、実は3パック以上食べると、ある成分たちが体に悪影響を与えてしまうかもしれないのです!
その成分とはなにか?続けてご紹介します。
食べ過ぎで体に影響を及ぼす成分はこれ
納豆を3パック以上食べると、体に悪影響を与えてしまう成分とはなにか?
それは『セレン・プリン体・イソフラボン・ビタミンK』の4つの成分で、以下に該当する方は納豆の摂取で影響が出る恐れがあります。
- 痛風の持病をもつ方
- ホルモンバランスを崩しやすい女性
- 血栓症でワーファリンを服用している方
目立った病気もなく健康体であれば、納豆の食べ過ぎによる影響は出にくいかと思います。(あくまで可能性ですが)
それでは、成分の説明の前に納豆1パックにどれぐらいの量が含まれているのか確認してみましょう。わかりやすく、納豆1パック&2パックの各成分の含有量と摂取量を表にしてみました(*’▽’)
参考資料
- 公益財団法人 痛風財団 食品中プリン体含量(mg/100g)PDF
- 大豆イソフラボンを含む特定保健用食品(3品目)の 食品健康影響評価のポイントについて
- 七訂日本食品標準成分表
- 日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要
で、この4つの成分たちによる具体的な影響はこちら↓
各成分の過剰摂取による危険性はこれ!
慢性的な過剰摂取は
爪の変形・脱毛・下痢・胃腸障害・疲労感など多くの影響がでます。
摂取量から見ると3パックでも問題ないですが、痛風の持病をもつ方には要注意の食品です。
醤油や豆腐などにも含まれるイソフラボン。
過剰摂取はホルモンバランスが崩れる可能性があります。
ただし、前述したようにワーファリンを服用している方は納豆の摂取は控えましょう。
以上4つの成分による影響を考えると
一日の納豆摂取量は2パックが理想的
と言えるのではないでしょうか。
イソフラボン量が気になる方や、豆乳や豆腐が好きでよく摂取する方は納豆1パックでもいいかとは思います。
豆乳の1日摂取量目安を調査!飲み過ぎによる副作用はある?
では続けて、薬膳アドバイザーの視点から見た、気になる納豆の食べ過ぎのことについてご紹介します!
薬膳アドバイザーとして納豆の食べ過ぎはここが気になる!
セレンの摂り過ぎ
薬膳の知識として身体の状態を保つという点から見ると、セレンの過剰摂取は気になるところです。前述の摂取量の他にも、セレンには耐容上限量というものがあり
- 成人男性は400~460㎍
- 成人女性は330~350㎍
と、上限量が指定されているミネラルの一つなのです。
(※耐容上限量とは、過剰摂取による健康障害を起こすことのない栄養素摂取量の最大限の量のこと)
現在、セレンの日本人平均摂取量は約100㎍/日とされていて、通常の食生活であればセレン不足になることはほとんどないと言われています。
「じゃあ、セレンの慢性的な過剰摂取ってどれぐらいの量なの?」
と聞かれると、平均100㎍を超えて耐容上限量近くではないでしょうか。
- かつおぶし100gでセレン320㎍
- かつお300gでセレン300㎍
- 豚レバー400gでセレン268㎍
- 鶏卵・全卵10個で320㎍
などなど、比較的動物性食品に豊富なセレンが含まれているので、納豆もそうですが他の食品ともバランスよく食べるように気を付けたいですね(´ω`;)
薬膳アドバイザーの納豆についての正直な感想
ここまで納豆の食べ過ぎや、体に影響を及ぼす成分のことをご紹介してきましたが、納豆についての正直な感想としては
毎日適量を食べていれば、そんなにすぐ影響が出る食品ではない
そう考えています。
大量に食べなければ問題なし?
しかし、痛風の持病をもつ方やホルモンバランスを崩しやすい方の他に、健康体の方でも納豆アレルギーになる可能性はあるので、食べ過ぎには十分気を付けましょうね(´ω`*)
後日談・・・気を付けましょうと言ってるそばから、なんと私の姉は納豆を食べ過ぎて納豆アレルギーを発症してしまいました・・・。
続きはこちら↓
納豆の食べ過ぎで『納豆アレルギー』になった!?
納豆アレルギーなるものが存在することを、あなたは知っていましたか?
納豆アレルギーになると、最悪アナフィラキシーショックを起こすこともあるという怖~いアレルギーなのです。
意外と知られていない納豆アレルギーですが・・・
私の姉は納豆を食べ過ぎて納豆アレルギーになってしまったのです!!
- 納豆アレルギーの原因はなんなのか?
- アナフィラキシーショックが起こるのは本当なのか?
ここでご紹介するととても長くなるので、詳しい内容はこちらをどうぞ↓
では最後に、今回の内容をまとめて終わりにしたいと思います!
納豆の食べ過ぎと摂取量のまとめ
納豆は一日2パックが理想的な量
納豆の食べ過ぎ
以下に該当する方は納豆の摂取で影響が出る恐れがあります。
- 痛風の持病をもつ方
- ホルモンバランスを崩しやすい女性
- 血栓症でワーファリンを服用している方
食べ過ぎで体に影響を及ぼす4つの成分
- セレン(慢性的な過剰摂取は爪の変形・脱毛・下痢・胃腸障害・疲労感など多くの影響がでる)
- プリン体(痛風の持病をもつ方には納豆は要注意の食品)
- イソフラボン(納豆3パックで一日のイソフラボン摂取量を超える)
- ビタミンK(大量摂取による毒性はないが、ワーファリン服用者は摂取を控える)
納豆は適量を食べるなら問題ないが、食べ過ぎると納豆アレルギーを発症する場合がある!!
長くなりましたが、以上が納豆の食べ過ぎによる影響と一日の摂取量になります!
納豆の健康イメージは長く伝えられてきましたが、納豆アレルギーがあるということを知り「じゃあ一日3パックは食べ過ぎなのかな?」という疑問から今回の記事作成に至りました。
健康に良いからって、何も考えずに食べてたらダメなんですね(´ω`;)
自分の体に合う食べ方と適量を知り、日々の生活を楽しんでいきましょう!
ここまでご覧いただき、ありがとうございました~
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