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大豆の栄養と効能!大豆イソフラボン含有量はどれくらい?
あなたは大豆の花を見たことがありますか?
いつも見たり食べたりするのは実だけなので、どんな花が咲くのだろうかと画像を探してたら見つかりました。大豆はこんな綺麗な花が咲くんですね~フクユタカはよく使いますが、花は初めて見ましたよ(´ω`*)
さて、今回の主役はこの大豆。醤油や味噌をよく使う私たち日本人にとっては、無くてはならない存在ですよね。
その大豆の基本的な栄養や効能は、きちんと知っていますか?
なんとアメリカ政府が発表したものでは、大豆はがん予防に効果的な食品「デザイナーフーズ(全8種類)」のひとつに含まれているほど、効果が期待されている優秀なお豆さんなのです。
優秀なのに具体的な栄養や効能を知らないと、損した気分になりませんか?ということで、この機会にぜひ大豆のスゴイとこを見てってください(*^▽^*)
ではさっそく行きましょう!レッツソイビーンズ~♪
大豆の栄養は?
大豆は別名「畑の肉」とも呼ばれている大豆には、その名の通り良質なたんぱく質が含まれています。
その量は豆類の中で最も多いうえに、なんとコレステロール値や中性脂肪を下げる働きがあるのだとか!動物性たんぱく質よりも積極的に食べたい一品ですね。それでは大豆には、タンパク質のほかにどういった栄養素が含まれているのか、詳しく見てみましょう。
※七訂日本食品標準成分表をもとにした可食部100g当たりの栄養素の量
大豆(ゆで) | 大豆(水煮缶) | |
エネルギー | 176kcal | 140kcal |
たんぱく質(50g) | 14.8g | 12.9g |
食物繊維(17g) | 6.6g | 6.8g |
ミネラル | ||
ナトリウム(600mg) | 1mg | 210mg |
カリウム(2000mg) | 530mg | 250mg |
カルシウム(650mg) | 79mg | 100mg |
マグネシウム*¹ | 100mg | 55mg |
リン(800mg) | 190mg | 170mg |
鉄*² | 2.2mg | 1.8mg |
亜鉛(6~8mg) | 1.9mg | 1.1mg |
ビタミン | ||
ビタミンE(6mg) | 1.6mg | 0.5mg |
葉酸*³ | 41㎍ | 11㎍ |
ビオチン(50㎍) | 9.8㎍ | – |
※栄養の隣の()内は成人女性の1日の推奨量または目安量(ビタミンA、K、C、B群の含有量は微量)
- *¹ マグネシウム(270~290mg)
- *² 鉄(月経なし6.0mg~6.5mg、月経あり10.5mg)
- *³ 葉酸(240μg ただし妊娠中は+240μg、授乳中は+100μg)
いろいろな野菜を加えるだけで、かなりバランスが整ったサラダになります!
大豆はビタミン類よりもミネラルが豊富と言うことがわかりました。では、具体的にどんな効能が期待できるのでしょうか?続けてご紹介します!
大豆の効能は?
大豆には主に次の4つの効能が期待できます。
- 疲労回復
- 美容効果
- 貧血改善効果
- 動脈予防効果
一つずつ簡単にご紹介していきますね(´ω`*)
疲労回復と美容効果
大豆に含まれているビタミンB2は、タンパク質や糖質、脂質のエネルギー代謝をサポートに関わるビタミンです。不足すると体を動かすために必要なエネルギーが作られなくなり、疲労が溜まりやすくなってしまいます。
またビタミンB2は「発育ビタミン」「美容ビタミン」と呼ばれており、健康な肌や粘膜の育成に欠かせません。
貧血改善効果
大豆には鉄分が豊富ですが、鉄から赤血球が作られるのをサポートする「銅」もあわせて摂ることで、より貧血対策に効果があります。
貧血に悩んでいる方は大豆を積極的に摂りたいですね。
動脈硬化予防効果
上記の3つ以外に注目したいのが、動脈硬化予防に効果のある下記の栄養素です。
- リノール酸とオレイン酸:血中悪玉コレステロールを下げて血管を丈夫にする。
- サポニン:血中脂質を下げる働きがある。
- アルギニン:新陳代謝を高めて血管の弾力性を高める。
- レシチン:脳や神経、肌の細胞を正常に保つ「若返りの栄養素」と呼ばれる。血液の酸化を防ぎ、血管を若々しく保つことができる。
では、大豆の中医学的な効能はどうでしょうか?ちょっと確認してみましょう!
大豆の中医学的な効能は?
大豆の効能
- 胸をすっきりさせ、未消化物の停滞を解消する
- 脾の働きを高め、余分な水分を除く
- 解毒して腫れを抑え、気を補う
- 冷え性の回復
- 疲労の回復
食欲不振や消化不良、疲れやすい、気力が無い、倦怠感がある、カゼを引きやすいなどの症状が現れる。
大豆のイソフラボン含有量は?
大豆のイソフラボン含有量について先に答えをお伝えすると
農林水産省の試算では、大豆100gあたりになんと161.4~352.0mgも含まれていて、これは一日摂取量目安の2~3倍の含有量です!
- 一日は50mg
- 閉経後の女性で70~75mg
なので、大豆を100g摂取するのは、イソフラボン量からすると食べ過ぎになります。
そもそも大豆のイソフラボンとはなに?
大豆イソフラボンとは、大豆、特に大豆胚芽に多く含まれる複数の化学物質の総称です。大豆イソフラボンは、女性ホルモン(エストロゲン)と化学構造が似ていることから、植物性エストロゲンとも呼ばれます。
農林水産省『大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A』より引用
エストロゲンはカルシウムの流出を防いだり、自律神経を整えたりする働きがあるのですが、加齢に伴って分泌量は減少し、その結果骨粗しょう症や更年期障害などを引き起こす原因となります。
そこで大豆から大豆イソフラボンを摂ると、エストロゲンに近い働きをしてくれるため、骨粗しょう症予防や、更年期障害の症状を緩和するなどといった効果が期待できるのです。
食べ過ぎには気を付けて!
ただし、体にいいからといって食べすぎはNGです!
特に産婦人科系の病気を患っている場合は、イソフラボンの摂取が返って病状悪化につながりかねないので、摂る際はかかりつけのお医者さんに相談してみてくださいね。
豆乳でも摂取量について気をつけたいことがあります!
では最後に、今回の内容を1分にまとめて終わりにしたいと思います!
1分でわかる今回のまとめ
大豆の栄養
- たんぱく質と食物繊維やミネラルが豊富!
- ビタミンはかなーり少なめなので、緑黄色野菜等と一緒に食べて!
- 大豆の水煮缶でも栄養は豊富、手軽に使えるよ!
大豆の効能
疲労回復・美容効果・貧血改善効果・動脈予防効果の4つが期待できます!
中医学的な効能
- 胸をすっきりさせ、未消化物の停滞を解消する
- 脾の働きを高め、余分な水分を除く
- 解毒して腫れを抑え、気を補う
- 冷え性の回復
- 疲労の回復
「気」が不足して体力が落ちている「気虚」タイプにおすすめですが、消化しにくい食材なので少量ずつ食べて見てください!
大豆のイソフラボン含有量
農林水産省の試算では、大豆100gあたりの含有量は161.4~352.0mg!
大豆イソフラボンの一日の摂取量目安は
- 一日は50mg
- 閉経後の女性で70~75mg
大豆イソフラボンとは女性ホルモンの「エストロゲン」に似た構造の植物性エストロゲンとも呼ばれ、骨粗しょう症予防や、更年期障害の症状を緩和するなどの効果が期待できます!
ただし、食べ過ぎはNG!
特に産婦人科系の病気を患っている場合は、イソフラボンの摂取が返って病状悪化につながりかねないので、摂る際はかかりつけのお医者さんに相談してみてくださいね。
以上が今回のまとめになります!お疲れ様でした(´ω`*)
今回は大豆のことをご紹介しましたが、あなたもご家庭で醤油や味噌をよく使われるのなら、たまに「どんな添加物が使われてるんだろう?」「良い商品ってどれなんだろう?」と容器を見つめてみてください(´ω`*)
いつもは気づかない違った発見があるかもしれませんよ。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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