白くまるっとした形の小かぶ。
青々とした立派な葉付きのかぶを八百屋で見ると、つい買ってしまいます。
ところでみなさん、かぶの葉は捨ててしまってはないですか?
実は、かぶの葉っぱは根よりも栄養が豊富なんですよ!
あの青々とした葉っぱには、βカロテンなどが豊富に含まれているのです!
今回はスープに漬物に大活躍のかぶと、炒め物に最適なかぶの葉の栄養と効能についてご紹介します^^
かぶの葉には栄養がたくさん!捨てずに使ってかぶを食べつくそう!
さっそくかぶの『葉の栄養』からご紹介します!
主な栄養成分はこちら↓
※五訂日本食品標準成分表より参照。可食部100g当たりの成分
葉(生) | 根(生) | |
---|---|---|
βカロテン | 2800mcg | 0mcg |
食物繊維 | 2.9g | 1.5g |
鉄 | 2.1mg | 0.3mg |
葉酸 | 110mcg | 48mcg |
パントテン酸 | 0.36mcg | 0.25mcg |
カルシウム | 250mg | 24mg |
ビタミンA | 230mcg | 0mcg |
他にもカリウム、ビタミンC・E、ビタミンB²が含まれてます。
白い根の部分と比較すると、かぶの葉は緑黄色野菜と言われるだけあり、含まれている栄養素は数値が高いですね。中でも注目したいのがβカロテンです。
βカロテンとは
強い抗酸化力をもち、がんや生活習慣病を予防してくれます。
小松菜と比べても、かぶの葉には同量のβカロテンが含有されています。
葉には2800mcg(マイクログラム)のβカロテンが含まれていますが、
葉を茹でることにより、βカロテンが3200mcgに増加するのです!
βカロテンは油との相性もいいので、食べやすいように炒めたものでもいいですが、
葉を茹でて食べるのも、βカロテンをより摂取できておすすめです^^
骨粗しょう症を予防してくれるカルシウム!
根の部分より葉に多く含まれるカルシウムは、
人間の丈夫な骨や歯を作る大事なミネラルのうちの1つです。
かぶの葉の『葉酸』は造血のビタミンです!
葉酸は水溶性のビタミンB群の一種で、他のビタミンと一緒に赤血球の形成を助ける栄養素のため『造血のビタミン』と呼ばれます。
胎児の発育に葉酸は必要不可欠な成分のため、妊娠初期の女性は積極的な摂取が伝えられています。
他にもかぶの葉の効能として、貧血や便秘の解消が期待できます。
かぶの葉の選び方
・葉がみずみずしいものを選びましょう
かぶの保存方法
・根が水分を吸い取るため、根と葉はすぐ切り離しましょう。
・水で湿らせた新聞紙に葉を包んでポリ袋に入れるか、冷蔵庫で保存しましょう。
かぶの葉を活用する調理方法はこれ!
・よりβカロテンを摂取したいなら、葉は茹でて食べましょう。
・スープにして汁ごと食べると、栄養を逃さず食べられます。
・βカロテンは油とも相性がいいので、炒めても美味しいです。
上の表の数値から分かる通り、かぶは葉のほうが栄養価が高いです。
ではかぶの根には栄養がないのか?そうではありません!
かぶの根にもきちんと人の身体に優しい栄養素が詰まってます!
続けてかぶの根についてご紹介します^^
かぶの根には大根と同じ消化酵素のジアスターゼがある!
かぶの根は94%が水分で、大根と同じ消化酵素のジアスターゼ(別名アミラーゼ)が含まれています。
ジアスターゼとは
でんぷんを分解する消化酵素のことで、胃腸の消化不良を解消したり、胃もたれや胸焼けを防止する働きをします。
ジアスターゼを効果的に摂取できるのは大根のようにおろすことです。
が、かぶをおろして食べることは少ないですよね。
そこで、かぶの根は生のままスライスしてサラダや漬物にしましょう。
ジアスターゼの効果を得ることができますよ^^
かぶのゆず漬けも美味しいです!
ジアスターゼは熱に弱いため、加熱すると栄養が逃げてしまいます。
生食ではなく温かいものが食べたいときは、かぶを擦り下ろしましょう。
白身魚やエビを包んで蒸す「かぶら蒸し」などがおすすめです。(ジアスターゼの効果は少し減ります)
こんな症状の時にかぶを食べるのがおすすめですよ♪
・胸や腹部の冷えからくる痛みやむくみ
・胃腸の消化不良時
・のぼせ、熱をもった腫物や吹き出物があるとき
胃腸の消化にとっても役立つかぶの根。
何だか胃やお腹の具合がいまいちだな・・・そんな時にお試しください!
いかがでしたでしょうか。
かぶは根だけではなく葉にも豊富な栄養がある冬の食材です。
ぜひ旬なうちに、かぶを丸ごと召し上がってくださいね^^
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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