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緑豆の栄養と効能!夏の暑気あたりを改善する優秀な豆だった!
あなたは緑豆を食べますか?実は緑豆は夏こそ食べてほしい豆なんです!
緑豆と聞くと思い浮かべるのが緑豆もやしですが、今回ご紹介するのは『豆』の方。緑豆は比較的安く手に入るお豆ですが、大豆ほどメジャーな存在ではありません(;・∀・)
しかしこの緑豆(ムング豆とも言われます)、実は利尿作用に優れていて、暑い夏こそ食べてほしい優秀なお豆さんなんです!
そこで今回は
- 緑豆の栄養
- 緑豆の効能
- 緑豆のもどし方と茹で方
以上の3点についてご紹介します!夏が暑くて苦手なあなた、お豆好きなあなたも要チェックですよ~(´ω`*)
緑豆の栄養はミネラル豊富でビタミンも多数含まれてる!
緑豆の栄養成分は、ミネラルが豊富なことにあります!
その反面、ビタミン類は含有量がやや少なめ。しかし、少ないながらも種類は豊富に含まれているので、全く栄養がないという訳ではありません。
そして、緑豆の注目する栄養成分は鉄分とたんぱく質です。
たんぱく質量は大豆に少し劣りますが、鉄分は大豆と同等の量が含まれています。ではその他の栄養はどうでしょうか?わかりやすく表にしてみました^^
※七訂日本食品標準成分表をもとにした可食部100g当たりの栄養素の量です。
緑豆(乾) | 緑豆(ゆで) | |
エネルギー | 354kcal | 137kcal |
たんぱく質 | 25.1g | 10.2g |
カリウム | 1300mg | 320mg |
カルシウム | 100mg | 32mg |
マグネシウム | 150mg | 39mg |
リン | 320mg | 75mg |
鉄 | 5.9mg | 2.2mg |
亜鉛 | 4.0mg | 0.8mg |
モリデブン | 410mcg | 140mcg |
葉酸 | 460mcg | 80mcg |
食物繊維 | 14.6g | 5.2g |
上記の他にもビタミンA、E、K、B群やパンテトン酸が微量ですが含まれています。
緑豆はスープにしてビタミンを緑黄色野菜などで補って!
ビタミンの含有量が少ない緑豆は、緑黄色野菜と組み合わせて食べましょう。
例えば夏の季節であれば
- トマトと一緒にスープにする
- 豚肉やズッキーニと合わせて塩麹で炒める
冬であれば
- 南瓜・葱・しいたけなどのきのこ類と炒める
- ご飯と一緒に炊く
- 雑炊にする
などなど、いろいろアレンジできます。緑豆自体の味はそこまで強くないので、好みの方法で召し上がってみてくださいね(´ω`*)
では続けて、緑豆にはどんな効能があるのでしょうか?気になる効能をチェックしましょう!
緑豆の効能は利尿作用や体内の熱を逃がすこと!
そう、なんと言っても緑豆の効能は利尿作用があることです。
中医学的な効能
・身体にこもった余分な熱を冷ます
・体内の余分な水分を排出する
・暑さによる症状を改善する
・解毒する
緑豆は中医学では甘味で寒・涼性の食材!
甘味で寒・涼性の性質をも緑豆は心・胃経の機能を改善する働きがあります。
寒涼性の食材は身体にこもった熱邪を取り除きます。
その他にものぼせやイライラ、解毒作用の働きが期待できます。
その他にも
暑気あたり
滋養作用や体力増進
糖尿病
排尿が困難な症状の改善
むくみ
酒の毒による症状
口内炎
などの効果が期待できます。
こんな症状がある人は緑豆は控えて!
脾胃が冷えやすい人や、下痢の人は控えましょう。
身体が冷えている状態で、さらに身体の熱を冷ます緑豆はNGです。
お腹を下している場合も同様に、緑豆を食べるのは控えましょう。
豆類の中でも利尿作用や解毒作用の効果が期待できる緑豆。特に夏の暑気あたりには有効で、台湾などでは緑豆を冷やしぜんざいにして食べて暑い夏を凌ぐそうです。
緑豆は小さな1粒からは想像できない、優秀な効能を持ってるんですよ(´ω`*)
では最後に、夏こそ食べたい緑豆の戻し方と茹で方を簡単にご紹介します!
緑豆のもどし方と茹で方!
緑豆のもどし方は大豆ほど時間がかかりません。
緑豆のもどし方
乾燥緑豆1カップ分を、水1.5カップ(300cc)で2~3時間おきます。
緑豆の茹で方
1:2~3時間おいた緑豆をつけ汁ごと鍋に入れ。、中火で茹でます。
2:アクを取りながら20分ほど茹でれば完成です。
冷やしぜんざいなどにするなら、茹でる時にお好みの量の砂糖を入れましょう。
スープにするならつけ汁ごと使っても問題ないです。炒め物にする場合は、つけ汁から出して使いましょう。
次回は緑豆を使った冷やしぜんざいをご紹介します!
冷やしぜんざいできましたよ~!!
暑すぎて辛くなる前に、身体の熱をうまく逃がしましょう^^
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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