調理する人を全力で泣かせにくる『玉ねぎ』
炒め物や煮物にサラダと使う人を選ばない万能野菜ですが、いつも使うのは実ばかり。
でも実は、玉ねぎの皮にも栄養があるのです!
え、皮ってあの皮?いつも捨てちゃう皮?
そう思ったあなた、玉ねぎの皮はお茶にするのです!!
粉末にすると出汁にもできます!
今回はいつも捨ててしまう玉ねぎの皮、その効能と玉ねぎ茶をご紹介します!
玉ねぎの皮の栄養って凄いんです!
玉ねぎの皮にはポリフェノールの一種、ケルセチンが含まれています。
ケルセチンとは
黄色い色素成分で玉ねぎの苦味の素です。
活性酸素を取り除き、ビタミンPと似たような働きをします。
主な効能としては
- 毛細血管を丈夫にし、血液をサラサラにして血流を改善する
- 動脈硬化の予防
- コレステロール値を下げる(悪玉コレステロールを減少させる)
- アレルギーの緩和
- 強い抗酸化作用がありガン予防になる
- 不眠症の改善
など、数々の効果が期待できる成分です。
ガンを予防する効果がある!
アメリカ国立ガン研究所では、玉ねぎは抗ガン食品として取り上げられています。
特に胃がんや食道がんなど消化器系のガンに対して予防効果がある、と報告されています
アレルギーを緩和する!
ケルセチンは腸内環境の改善や皮膚バリアの強化作用があります。
強い抗ヒスタミンの効果が期待されることから、花粉症やアトピー性皮膚炎のようなアレルギー体質の改善・緩和もできると考えられています。
ちなみに玉ねぎの白身の部分より、皮には30倍ものケルセチンが含まれています。
ビタミンPと似たような働きってどういう意味?
実はケルセチン自体はビタミン類ではありません。
似たような働きとは、ビタミンと似た働きをする成分という意味です。
そのことからケルセチンは『ビタミン様物質』と呼ばれます。
- ビタミンCの働きを補助する成分
- 血管をしなやかにし、活性酸素によるダメージを防ぐ働き
上記のような効能から、
- 血流を改善したい
- 血圧を下げたい
- コレステロール値が気になる
- 生活習慣病を予防したい
など、どちらかと言えば血圧やコレステロール値が気になる人におすすめの成分かと思います。もちろん、血液をサラサラにしてくれる効果が期待されますので、女性の美容にもおすすめですよ!
では次に、玉ねぎ皮茶の作り方をご紹介します!
玉ねぎ皮茶の作り方!お手軽な粉末タイプもおすすめですよ!
玉ねぎ皮茶を作るのは、とっても簡単です!!
①まず傷みのない、綺麗な玉ねぎの皮をよく洗います。
(玉ねぎは無農薬の物がいいです)
②皮を10分煮出します。
これで完成です!
ほんとにこれだけなのです。
家にある玉ねぎを煮るだけで『玉ねぎ皮茶』ができます。皮茶の濃さは、煮出す時間で調節できますよ^^
あまりにも苦ければ、はちみつなどを足して召し上がってください。
他にもレモンや生姜、ミントなどを入れて飲むと風味が変わって美味しいです。
玉ねぎ皮茶を自分で作って飲んだ&市販品を飲んでみた感想!
さらに皮を乾燥させたら料理のバリエーションがアップします!
玉ねぎの皮を乾燥させるとお味噌汁の出汁にも活用できます!
旨み成分のグルタミン酸がギュッと詰まった皮を、乾燥させてフードプロセッサーやミキサーなどで粉末にします。
お味噌汁はもちろん、温かいスープやご飯を炊くときなどにも使えます。
出汁としては料理を選ばないので、色々な料理に使ってみて下さい!
いかがでしたでしょうか。
玉ねぎは血液をサラサラにしてくれるのは知っていたのですが、まさか皮にもこんな効果があったのは驚きです。
いつもは捨ててしまう皮。捨ててしまうにはもったいなさすぎる栄養が詰まってます。
次は活用してみませんか?
ここまでご覧いただき、ありがとうございました^^
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2016年 4月 27日
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