ごぼうの皮をゴリゴリと削って料理しているそこのあなた。
ごぼうは皮が大事でなんです!
皮には栄養がたくさん詰まってるので、あんまり削らないでください~!
ポリフェノールが逃げていきますよ~!!!
(以上、ごぼうの心の代弁でした)
さて、ごぼうが日本にやって来たのは平安時代。
中国から薬草として渡来したと言われていて
私たち日本人には親しみがある食材ですが、
なんとビックリ、日本以外で食べている国はほとんどないそうです。
中国では主に、漢方の材料などに使われるそうですが、
欧米などでは「日本人は根っこを食べている」と思うそうです。
ごぼうって、外国ではマイナーな食品だったんですね・・・。
確かにごぼうを洗ったときって、土の匂いがプンプンしますから、
あの匂いが料理のイメージに結びつかないかもしれませんね。
そんな日本以外ではマイナーな野菜のごぼう。
実は女性にとっては嬉しい食物繊維がたっぷりだったりします。
今回は野菜世界のひっそりもの、ごぼうをご紹介します!
ごぼうのアクはうまみの素。ごぼうの三大常識
ごぼうを水にさらすと水が茶色に変わりますが、
この色こそがポリフェノール。
ポリフェノールは動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用があります。
ごぼうの皮にはポリフェノールがたくさん含まれているので、
皮をこそげ落としてしまうのは、栄養を逃がすことになってしまいます。
それではとてももったいないので
ごぼうの三大常識をご提案します!
①皮はむかない
②水にさらさず素早く調理する
③大きめに切る
これです!
むかずに素早く大きく切る!
しかし新鮮なごぼうには土がついているものです。
そんなごぼうの泥や汚れは、たわしなどでこすってよく洗い、
包丁の背で少しこそげ落とすだけにしましょう。
続けてごぼうの他の栄養をご紹介します
食物繊維がたっぷりで、腸内環境を整えてくれるごぼう。
ごぼうに含まれる多糖類(単糖が数十から数百結合した糖のこと)
イヌリン
炭水化物の一種でカルシウムの吸収を促進し、腸のバクテリアを活発化させる
ごぼうは高濃度のイヌリンを含んでいます。
繊維質のセルロース
植物から作られる食物繊維の一種。腸の運動を促進し、便秘を防いでくれる。
リグニン
植物中にセルロースと結合する高分子化合物。腸内の残留物の排出に役立つもの。
この3つの含有量は野菜の中でもトップクラス!
整腸作用や動脈硬化の予防、さらにはガン予防にも効果が期待されます。
ごぼうの美味しい旬の季節は11月から1月。
新ごぼう(皮の色がうすいもの)は4月から5月。
調理するのに少しの手間はありますが、
その手間を補うほど食物繊維が多く栄養価の高い野菜です。
つぎはそんなごぼうを丸ごと使うスープと保存方法をご紹介します。
丸ごと使ったごぼうスープと再びおいしく食べる保存方法
ごぼうの食感が良い!ごぼう丸ごとスープ
用意するもの(4人前)
ごぼう:1本
玉ねぎ:1個の半分
じゃがいも:2個
コンソメ:1個
バターかマーガリン:炒める用適量
黒コショウ:適量
牛乳:100~200ml
水:400cc
※水分量はお好みで調節してください。
作り方
① ごぼうをよく洗って斜め薄切りにする。
② 玉ねぎとじゃがいもを薄切りにする。
③ バターかマーガリンで①と②をフライパンで炒める。
④ ③の粗熱が取れたら、具の形が残るくらいまで
ミキサーかフードプロセッサーで砕く。
⑤ ④を鍋に入れ、水と一緒に煮て、沸騰したら牛乳とコンソメを入れる。
⑥ 味見をしながら、黒コショウで調節
完成です!
ごぼうの香りがそのまま残っていて、食べ応えがあるスープに
なりますので、ごぼうを買ったら試してみて下さい~
続けてごぼうの保存方法をご紹介。
泥がついているごぼうは風味・鮮度が落ちにくく
新聞紙に包むと冷暗所で1~2週間は保存できます!
冷蔵
新ごぼうは鮮度が落ちやすいので、ラップで包んで冷蔵し、
数日のうちに食べきりましょう。
冷凍
水で泥を落とし、皮を削って調理しやすい大きさに切り
軽く茹でて水をよく切ってから冷凍しましょう。
春と冬に美味しいごぼう。
肉や魚と一緒に使うと匂い消しにもなし、味を引き立てます。
他にも手軽なごぼうサラダ、味噌汁、漬物と調理方法を選ばない
優秀な食材です。
ぜひお試しください。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
美味しい野菜の栄養と効能・効果のまとめはこちら
健康に良い野菜を食べよう!美味しい野菜の栄養と効能・効果
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。