以前テレビを見て、驚いたことがあるのですが、
それは兼業主婦と専業主婦の方に、
「何がストレスになりますか？」
とストレスの理由についてアンケートをとった番組だったのです。

そして一位の答えというのが、

『夫の存在がストレスになっている』

そう答えた主婦の方が圧倒的に多いということに驚きました。

「定年して家に夫がいるだけでゾッとする」

そうズバっと答えた主婦の方を、何となく寂しい気持ちで見てました。
反対の立場で言われたとしたら、
「自分の立場って何なんだろう」と悲しくなりますよね。

今回は、そんな愛情不足になりつつある人間関係に効果が期待される
愛情ホルモンのオキシトシンについてご紹介します！

ある事をするだけでもオキシトシンを増加させる効果があるので、
最近大事な人やパートナーと、スキンシップや会話が減ったな～と
何となく感じている方はぜひ試してみて下さい！

 

愛情ホルモンのオキシトシンってなに？

 

オキシトシンとは
脳の視床下部で生合成され、脳下垂体後葉から分泌されるホルモンです。
分娩時に子宮を収縮させ、母乳の分泌を促す作用を持っています。

このホルモンは女性だけではなく、男性にも存在しているもので、
男女のパートナー関係では重要な役割を持っているため
『愛情ホルモン』や『絆ホルモン』とも呼ばれます。

では具体的にオキシトシンにどんな効果があるのかと言うと、

・癒しを感じる
・情緒を安定させる
・ストレスを緩和させる
・睡眠を促す
・他者に対して思いやりの気持ちが芽生える

このように、人間の精神面に働きかける効果が多いのです。

オキシトシンは脳のセロトニン神経で働くことにより、セロトニンが活性化され、
脳が安定した状態を保つことで、心が平穏になり自律神経も整うと言われています。

夫婦の仲が良いと言われてる人たちは、仲の良くない夫婦と比べてみると、
オキシトシンの分泌が多く、パートナーへの誠実さを持続させるなどの
良い効果が表れているのです！

反対にオキシトシンが減少するとイライラしたりする！

　　　　　

体内でストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの減少や、
血圧を下げる効果もあるオキシトシン。
反対に分泌量が減少するとセロトニンの働きが低下してしまうため、
うつ病の発症や、コルチゾールの増加によるイライラなどが起こります。

人間の心の平穏や、癒しに深く関係しているセロトニン神経。
その中で働くオキシトシン。

実はある行為をするだけで、簡単にオキシトシンの分泌を増やすことができます。
オキシトシンを増加させるある行為とは、どういうものなのでしょうか？

 

オキシトシン増加作戦！大事な人の手に触れてみよう！

 

オキシトシンを増加させる行為とは、スキンシップをすることです！

人の手に触れたり、抱きしめたりするだけでオキシトシンが増加します。

人と触れ合う行為を簡単に伝えると、『グルーミング』と言います。

グルーミングとは
動物が体の衛生を保つため、自分に対して行うセルフグルーミングと、
他の個体に対して行う社会的グルーミングがあります。

夫婦や恋人などの男女関係だけではなく、友人や家族とスキンシップでも効果が
得られるグルーミングは、人間関係を円滑にするための大事な行動なのです。

　　　　　

では具体的にどうすればいいかと言いますと、

・相手の手をマッサージする(ハンドケア)
・抱きしめる(軽くハグをする)
・家族や友人と一緒に楽しく食事をする
・夫婦や恋人であれば、ファーストネームで呼び合う

相手と自分がリラックスできるような環境を作るということです。

特にハンドケアマッサージは、親しい人と5分以上行うことで効果が出て有効です。
マッサージオイルなどを使って、相手の好きな匂いを用意してハンドケアをして
あげるのも、一層リラックス効果がありますよ～。

オキシトシンが分泌されると心身とも疲れやストレスから解きほぐされ、
とても満たされた気持ちになります。

マッサージなども手軽にできるので、リラックスしたいな～と言うときは、
ぜひ大事な人と、楽しくスキンシップをしながら行ってみて下さい！

 

いかがでしたでしょうか。
大事な人とスキンシップをとるということは、とても重要なことです。
最近何だかスキンシップが減ってるな。そう感じたのであれば、
今日さっそくあなたの大事な相手とスキンシップしてみてはどうでしょう？

リラックスすることって、とっても大事ですよ。

夫婦仲を良くする方法はこちら↓
　夫婦仲を良くする方法は5分間の簡単ハンドマッサージ！？

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。