毎年筍(タケノコ)の季節になると、アク抜きをして炊き込みご飯にします。
春ならではの味が美味しすぎて、作った炊き込みご飯はあっという間に消費されます。土鍋で作るたけのこの炊き込みご飯、焦げたとこがホントに美味しいですよ^^
さて美味しくてパクパク食べてしまうタケノコですが・・・食べ過ぎて肌荒れが起きたり、腹痛になったことはないですか?
実はタケノコは、食べ過ぎてしまうと体に影響を及ぼす場合があるんです!
そこで今回は
- たけのこを食べ過ぎた場合はどうなるのか?
- たけのこの栄養価と効能
この2つについて調べてみました。タケノコ好きさんは必見ですよ~!!
たけのこを食べ過ぎた場合はどうなるのか?
たけのこを食べ過ぎた場合は
- 食物繊維の摂り過ぎによる便秘や腹痛
- 胃腸の不調
- 肌荒れや吹き出物、またはアレルギー
などの症状が出る可能性が考えられます。1つずつ原因をお伝えしますね。
①食物繊維の摂り過ぎによる便秘や腹痛
たけのこは不溶性食物繊維を多く含むので、過剰な摂取は便が硬くなり、大腸を通りにくくなり便秘になる原因となります。
繊維質の多いごぼうなどで腹痛が起こる方、胃腸が強くない方も注意が必要です。
②胃腸の不調
中医学で言うタケノコは寒涼性で甘味の食材
寒涼性とは食材の性質
タケノコは身体の熱をとり、のぼせを解消して毒を取り除きます。
甘味とは五味のうちの一つ
食べて甘いと感じる味で気血を補い体力を増進して疲労を回復します。
胃腸の不調はこの甘味を摂り過ぎによる胃もたれが原因の場合があり、天ぷらにした場合は油の摂り過ぎが原因による胃腸の不調もあります。
③肌荒れや吹き出物、またはアレルギー
たけのこは仮性アレルゲンと呼ばれるアレルギーに似た症状を起こします。
元々、たけのこにアレルギー物質が含まれているわけではありません。
たけのこを食べることによって、仮性アレルゲンのアセチルコリンが反応し
- 喉のイガイガ
- 皮膚が赤くなる、腫れる、かゆくなる
- 下痢や嘔吐
- 気管支喘息
などの症状が起こります。
仮性アレルゲンは熱に弱い性質なので下処理はしっかりする!
仮性アレルゲンの多くは熱に弱いため、加熱することで症状が緩和されます。
ただし、たけのこを食べたとき繰り返し症状が出るようなら食べるのを控えましょう。
- たけのこのアク抜きをしっかりすること
- 調理時に加熱をすること
- 体調不良時にたけのこ摂取は控えること
たけのこを食べるときは、この3つに気を付けてみてください(´ω`*)
では続けて、たけのこの栄養価と効能を見てみましょう!普段は気にせず食べてましたが、意外なことが分かりましたよ!!
たけのこの栄養価と効能!あんまり栄養がなかった?
たけのこの栄養数値をいつものように調べてみたので、茹でた場合の数値と、水煮缶詰の数値をご紹介します。
※七訂日本食品標準成分表をもとにした可食部100g当たりの栄養素
※栄養の隣の()内は成人女性の1日の推奨量または目安量
たけのこ(茹で) | たけのこ(水煮) | |
エネルギー | 30kcal | 23kcal |
水分 | 89.9g | 92.8g |
たんぱく質(50g) | 3.5g | 2.7g |
カリウム(2000mg) | 470mg | 77mg |
葉酸(240mcg) | 63mcg | 36mcg |
食物繊維(17g) | 3.3g | 2.3g |
上記のほかにもビタミン群やミネラルを含んでいますが・・・ほんとに、控えめな数値でした(;´Д`)
たけのこって、あんまりビタミンとかミネラルないんだ・・・
しかし、目立つ栄養価はあまりないたけのこですが、それでも注目すべき栄養はあるんですよ!
たけのこは食物繊維とカロリーに注目して!
100gで30キロカロリーと低カロリーなたけのこは、ダイエットに向いています。また、食物繊維も3.3gと比較的豊富なので、ダイエットに適した食材と言えるでしょう。
ちなみに食物繊維の内訳は
食物繊維 | たけのこ(茹で) | たけのこ(水煮) |
水溶性食物繊維 | 0.4g | 0.5g |
不溶性食物繊維 | 2.9g | 1.8g |
こんな感じで、ほとんどが不溶性食物繊維。
なので、たけのこを食べるときは水溶性の食材を組み合わせて食べてみてください。
※水溶性食物繊維は海藻類やネバネバ系のもの
理想の食物繊維のバランスは不溶性:水溶性=2:1です。
続けて、たけのこの効能を簡単にご紹介します。
アスパラギン酸が疲労を回復してスタミナを増強させる!
アミノ酸の一種で利尿作用があり、有害なアンモニアを体外に排出します。
疲労物質の乳酸をエネルギーに変える補助をして、疲労を回復させます。
カリウムがナトリウムの排出を促進して血圧上昇を抑える!
食物繊維が腸をデトックスさせる!
疲労を回復させるアスパラギン酸は、酸味を含む旨味成分でもあります。カリウムやマグネシウムなどを細胞に運ぶ役割もあるため、ミネラルを含む食材と一緒に食べるとより効果的です。
たけのこの若竹煮は、相乗効果が得られる理想的な一品なのですよ^^
美味しいたけのこが手に入ったら、ぜひワカメを使ってみてください。
では最後に、今回のたけのこの内容をまとめて終わりにしたいと思います!
たけのこのまとめ
たけのこを食べ過ぎた場合は
- 食物繊維の摂り過ぎによる便秘や腹痛
- 胃腸の不調
- 肌荒れや吹き出物、またはアレルギー
などの症状が出る可能性があります。
たけのこは不溶性食物繊維が多く、また寒涼性で甘味の性質を持つため、食べ過ぎによる便秘や腹痛、胃腸の不調などが起こりやすい食べ物です。
そして、
たけのこにアレルギー物質が含まれているわけではありません。
たけのこを食べることによって、仮性アレルゲンのアセチルコリンが反応し
- 喉のイガイガ
- 皮膚が赤くなる、腫れる、かゆくなる
- 下痢や嘔吐
- 気管支喘息
などの症状が起こります。
仮性アレルゲンの多くは熱に弱いため、加熱することで症状が緩和されます。
たけのこを食べるとき、以下の3つに気を付けましょう(`・ω・´)
- たけのこのアク抜きをしっかりすること
- 調理時に加熱をすること
- 体調不良時にたけのこ摂取は控えること
たけのこの栄養価
ビタミン類やミネラルの数値は割と控えめ。
ただし、食物繊維と低カロリーに注目すれば、ダイエット向きの食べ物と言えます。
たけのこの効能
- たけのこのアスパラギン酸が疲労を回復し、スタミナを増強させる
- カリウムが余分なナトリウムを排出し、血圧上昇を抑える
- 食物繊維が腸をデトックスさせる
以上がたけのこのまとめになります!!
旬な食べ物は期間限定なので、ついついそればかり食べてしまう傾向にあります。
だって、たけのこご飯やたけのこの天ぷらとか見たら、美味しいので食べちゃいますよね(´ω`;)
しかし、旬のものでもその食べ物の良いところと悪いところを知り、自分の体に負担がかからないような食べ方をすることが大事です。
せっかく美味しく食べれるなら、工夫して美味しく食べちゃいましょう^^
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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