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ごぼうをレンジで下処理すると食感がアップ!これはおすすめ
ごぼうの抗酸化力をアップさせるなら、レンジで加熱することがおすすめです。
以前ごぼうの下処理にレンジを使うと、抗酸化力が2倍になるとご紹介しました。
その記事はこちらです↓
レンジで下処理するには2通りの方法があります。
それは電子レンジで
・70℃以上の熱で2分温めること
・500Wで40秒温めること
どっちを試せばいいの?どっちが正しいの?わかんない!
ということで、今回は実際に両方試してみた感想をご紹介します。
ごぼうをレンジで下処理するときの参考にしてみてください^^
設定温度はどっちがいいの?ごぼうの下処理レンジDEチン!
抗酸化力がアップしたという前回の記事内容はこちらです。
2013年にNHKのあさイチで放送された内容
2センチ程に切ってレンジで70℃以上の熱で2分温めると抗酸化力が2倍になる
日本調理科学会誌が発表した内容
・ごぼうを50℃で20分間の蒸し加熱処理を行った
・ごぼうを電子レンジ500Wで40秒間加熱した
結果、抗酸化能の高いごぼうを調理することができる
参考資料はこちら⇒ごぼうの抗酸化成分と加熱による保護(PDF)
これを見てさっそくこの2つの方法を試しました。
用意するもの
・ごぼう1本
・調理用温度計
まず先に500Wで40秒加熱してみました。
ごぼうの土を洗い流して、皮はむかずに切ります。
ラップをせずに500Wで40秒加熱。
調理用温度計で計測すると最高温度は49.1℃でした。
次に70℃以上で2分加熱してみます。
レンジでお好きな温度に設定機能で70℃にします。
ラップをせずに70℃で2分間加熱します。
さすがに2分も加熱すると水分が飛ぶのでは、と思いますよね。
調理用温度計で計測すると最高温度は69.9℃でした。
以上で2通りのレンジでの加熱処理は終了です。
500Wで40秒加熱すると、ごぼうの最高温度は49.1℃。
70℃以上で2分加熱した場合のごぼうの最高温度は69.9℃でした。
切った断面を見てみると
どちらも水分はそんなに抜けてませんでした。
うーん、見た目ではどちらも変わりがありません。
結局どっちで下処理すればいいの?と自分でも思いましたが、実はそれぞれ違いがあったんです!
レンジでの下処理温度はごぼうの調理方法による!
調理用温度計をさしてみた時点で分かったのですが・・・
500Wで40秒加熱したごぼうのほうが柔らかくなってました。
(レンジの仕様によって硬さは変わる可能性がありますのでご了承ください)
70℃加熱のごぼうのほうがしっかり硬さが残っていたのです。
日本調理科学会誌のPDF(ごぼうの抗酸化成分と加熱による保護)には
50℃加熱の前処理を行うことで、抗酸化能の高いきんぴらごぼうを調理できることが明らかとなり、特に電子レンジで加熱処理を行ったものについては、抗酸化能が有意に高かったことが分かった。
このように50℃加熱によるごぼうに抗酸化力が期待できます。
ただしこのPDFには
『50~95℃で加熱しても生ごぼうの総ポリフェノール量は維持できている』
とも記載があるので、あまり神経質に考えなくてもいいのかなとも思います^^;
ごぼうの調理方法によって加熱処理を変えてみるのもいい!
きんぴらごぼうにするならレンジの下処理は70℃で2分加熱
サラダにするならレンジの下処理は500Wで40秒加熱
70℃で2分加熱するときは
・加熱後、さらに油で炒めるとき(きんぴらごぼうやパスタの具など)
・食感の好み(噛み応えがあるほうが好きなど)
500Wで40秒加熱するときは
・サラダにするとき
・お粥の具などにするとき(下処理後、あまり加熱しないとき)
などなど、調理方法によってレンジでの下処理は変えたほうがいいと思います。
個人的にはきんぴらごぼうにするなら70℃加熱の下処理がおすすめです。
しっかりとした歯ごたえがあって美味しかったですよ!
家のレンジ仕様によるところが大きいですが、もし自宅のレンジが温度設定ができる機種であれば、ごぼうの下処理を色々お試しください。
食感は下処理する・しないでだいぶ変化があります。
ぜひ美味しいごぼうを食べてくださいね^^
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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