八百屋で見かけた紫キャベツっぽいもの。
なぜ「紫キャベツっぽいもの」かと言うと、『トレビス』と書かれてたからです。
トレビス??
紫キャベツの派生品種かな?
不思議に思って調べてみると、どうやら紫キャベツとは別物みたいですよ!
ということで、違いが気になったのでさっそく調べてみました^^
今回は八百屋で見つけたトレビスと紫キャベツの違いについてご紹介します。
トレビスと紫キャベツは仲間が違う!
違いその①トレビスと紫キャベツは属する仲間が違う!
ヨーロッパが原産のチコリーの一種でキク科の野菜です。
和名は菊苦菜(きくにがな)と言い、英語では「レッドレタス」と呼ばれます。
南欧の海岸地域が原産で、アブラナ科アブラナ属のキャベツの仲間です。
英語で直訳すると「赤キャベツ」と言われ、現在では世界各地で生産されてます。
違いその②トレビスと紫キャベツは栄養が違う!
全体的な栄養素はそれほど高くないですが、
赤紫色の葉の色素成分アントシアニンの生理作用が注目されています。
アントシアニンが豊富なのはトレビスと同じで、大きく違うのはビタミンC!
100g当たりのビタミンC含有量は、トレビスの10倍以上にもなる!
トレビスが6mg、普通のキャベツが41mg、紫キャベツは68mg!
アントシアニンってなに?
ポリフェノールの一種でブルーベリーにも含まれる青紫系の天然色素です。ウイルスや紫外線から実を守るため植物が作り出しました。
アントシアニンの効果とは?
眼精疲労や近視の予防に効果が期待されています。他にも抗酸化力の強さが有名。
活性酸素を抑える働きから、以下の効果が期待されています。
- 動脈硬化予防
- 血栓を防ぐ
- 肝機能障害の改善
- がん予防
アントシアニンの他には、過剰なナトリウムを体外に排出するカリウム、腸の働きを整える食物繊維が含まれています。
キャベツのカリウムや食物繊維など栄養を比較してみると、紫キャベツの方がほとんどの栄養価が高いということが判明しました。
しかし今回はトレビスのことなので、また別の記事で紫キャベツのことをご紹介します。
最後にトレビスと紫キャベツの味の違いをチェックしましょう^^
トレビスを美味しく食べるには、生食がおすすめ!
違いその③トレビスと紫キャベツの味の違い!
サクサクとし食感は同じのトレビスと紫キャベツ。違うのは香りと味です!
紫キャベツはキャベツの香りや味がしますが、トレビスは違うのです。
トレビスにはキャベツの香りは無く、味にはほろ苦さとコクがあります。
キャベツは茹でると甘みがありますが、トレビスは加熱すると苦味が増します。
トレビスを美味しく食べるには生食がおすすめ!
アントシアニンは茹でると栄養が溶けだしてしまうため、トレビスはサラダや付け合わせなど生食がおすすめ。
甘みのある食材とほろ苦いトレビスは相性がいいため、ドライトマトのサラダやパプリカと合わせるのも美味しいですよ^^
また脂質が多い肉の旨みを引き立てるため、牛肉とも相性がいいです。
トレビスの保存方法は?
鮮度が落ちやすいトレビスはラップでみっちり包み、冷蔵庫で保存しましょう。
冷凍しても問題はないですが、加熱すると苦味が増すので、早いうちに食べきるのがベストです!
トレビスと紫キャベツの違い、いかがでしたでしょうか。
見た目はそっくりでも栄養と味が異なる2つの野菜。トレビスを見かけたら、手に取って眺めてみて下さいね^^
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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