【梅雨の薬膳】梅雨におすすめの食べ物はむくみをとるもの!

[最終更新日]2016/04/04

あなたは梅雨が好きですか?

雨が多く、少し肌寒く感じる梅雨は、気分的にもどんよりしがちですよね。
私も天パ気味の髪がはねて、大変な思いをする季節です・・・^^;

しかし、梅雨ならではの紫陽花がキレイな季節でもあります。

目にも鮮やかな青色の紫陽花を見ると、ジメジメしてるけど梅雨も悪くない!
と、気分を底上げしてくれるように感じませんか^^

前回の春の薬膳に引き続き、今回も季節の【梅雨】について
・中医学の観点からみた梅雨とは
・梅雨に起こりやすい身体の症状
・梅雨におすすめの食べ物など
以上3つのことをご紹介します。

春から夏へと季節の合間にある梅雨に、いつも体調を崩してしまう方へ。
ジメジメした気分に負けず、快適な梅雨を過ごせるようにしましょう!

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中医学の観点からみた梅雨とは

 

中医学では梅雨は、自然界や人に湿度が停滞しやすい季節とされています。
この季節は体力がないと『湿邪』が侵入し、身体に余分な水分が溜まります。

陰陽 『湿邪』とは湿の性質をもった外邪のひとつ
自然界の中で湿(湿気)の性質をもった邪気のことを言います。
湿気の多い季節や環境で身体に余分な水分をためて、様々な症状を引き起こします。
※六淫(風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火(熱)邪)

梅雨の季節だけではなく、湿気が多く水の多い場所でも影響を受けます。

指さしチェック黄 梅雨は長夏(ちょうか)とも言う!
中国では夏と秋の湿邪が多いときを『長夏』と言います。
日本では梅雨と長夏が似ているため、私が習った薬膳では梅雨を長夏としています。

雨粒

中医学でいう【梅雨】とは『湿度』が停滞しやすい季節です。
では梅雨は私たちの身体にどんな影響を与えるのでしょうか?

 

梅雨に起こりやすい身体の症状

 

湿度が高い影響で湿邪が身体に侵入すると、脾胃に栄養を及ぼします。
脾胃とは五臓の【脾】と六腑の【胃】です。
この2つは経絡を通してつながっている、一対の陰陽関係にあります。

指さしチェック赤 梅雨は脾胃湿邪(しつじゃ)に注意!
梅雨の季節は臓腑の脾胃と関係が深く、脾の経絡にトラブルが起きます。
また身体に余分な水分が溜まりやすく、むくみなどの症状が起こりやすいです。

チェック赤 脾のおもな働き
・消化・吸収・運搬の管理(運化作用)
・気血を作る
・血の巡りの管理(統血作用)
・内臓・組織の位置の維持(昇提作用)

チェック赤 脾の経絡(胃・筋肉・口・唇・感情の思)にトラブルが起こりやすい
経絡とは気血を運ぶ通り道のことを言います。

チェック赤 湿邪(しつじゃ)により下半身にトラブルが起こりやすい
湿邪の特徴は「重い・濁る・粘る・滞る」で下半身に症状が起こります。

病院の診断書のアイコン素材 1 身体に起こる具体的な症状はこれ!
脾の働きが弱まると、運化作用と気血をつくる作用、血の巡りに影響が出ます。

・食欲不振や胃のもたれ
・下痢やむくみ
・血が不足することで、顔色が血の気がない黄色になる
・徐々にやせてしまう
・鼻血や不正出血
・月経がだらだら続く
・痣ができやすくなる
・長期の下痢
・下腹部の下垂感
・めまいや立ちくらみ

湿邪(しつじゃ)による影響は
・頭や身体が重だるく感じる
・食欲不振や腹部の膨満感
・下痢や軟便
・目やにやおりものが増える

 

脾の働きが低下するだけで、脾とつながっている器官に様々な症状が現れます。
下半身のだるさやむくみなどの症状を感じたときは、脾の働きが弱くなっている証です。

231068気分もどんより・・・

ではこの症状が起こる前に予防するためには何を食べればいいのか?
続けて梅雨におすすめの食べ物をご紹介します。

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梅雨におすすめの食べ物

 

梅雨のときは湿邪を取り除く食べ物を多く摂りましょう。

湿邪を取り除く3つの方法があります。
・汗として出す
・尿として出す
・脾の運化作用(消化・吸収・運搬)を改善する

利水作用がある食べ物で、身体のむくみを取り除きます。
ではさっそく、おすすめの食べ物をご紹介しますね^^

お味噌汁・スープのアイコン素材 1 身体を温めて、発汗させるもの
食べ物
葱・生姜・豆鼓・シソなど
お味噌汁・スープのアイコン素材 1 むくみをとる利水・利湿作用のあるもの
食べ物
スイカ・冬瓜などのウリ類
ハト麦・大麦・トウモロコシ・小豆・緑豆・そら豆などの豆類
ハマグリ・アサリ・海苔・昆布などの海産物
他には、もやし・白菜・アスパラガス・セロリ・セリなど
お味噌汁・スープのアイコン素材 1 芳香性があり、脾の消化を助けるもの
食べ物
シソ・陳皮・パセリ・セロリ・コリアンダーなど

 

指さしチェック緑梅雨は身体を冷やさないことが大事!
冷たいものや甘いものは脾に負担がかかるので避けましょう。
生ものを食べるときは、生姜を薬味としてつけることをおすすめします。

梅雨は利水作用があるものをおすすめとしていますが、胃腸の具合が不調で下痢気味の場合は食べることを見合わせましょう。

また、身体を冷やさないことも大切です。
雨に濡れたときは、お風呂でよく身体を温めてあげてください。

春と夏の間であっという間に過ぎてしまう梅雨。
短い季節ではありますが、快適にお過ごしください^^

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

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