サラダ油の代用として使うことができる『こめ油』
スーパーで市販されている油とはある成分が桁違いに含まれているんです!
その成分とは女性にとってとても嬉しいもので、もちろん男性にも
効果があるものとされています。
今回はそんな話題の油『こめ油』について調べてみました!
こめ油その①『こめ油』ってなにから出来てるの?
こめ油は米ぬかから抽出される植物油で
米糠油(こめぬかゆ・こめぬかあぶら)とも言われますが、
日本農林規格では『こめ油』(こめゆ・こめあぶら)に統一されています。
米ぬかはもともと玄米を搗精(とうせい:玄米をついて白くすること)した際にでた
副産物で、その米ぬかを原材料として作るこめ油は、
日本国内で唯一、原材料を全て国内で揃えられる植物油なんです!
国内産の植物油と言うことで学校給食関係者からは喜ばれているものの、
大豆油と比べると値段が高くなってしまうため、使用されるのはほんの一部だとか。
米ぬかを確保するのも大変だった時期があった!
こめ油の原油は強力なワックス分を取り除く必要があるため、
他の菜種油や大豆油の精製と比べて非常に手間がかかるものだそうです。
また、原材料の米ぬかは栽培業者と精油業者が取り合いをしたことがあるほど
確保することが難しくなった時期がありました。
収益性が高い野菜を作るのに米ぬかが必要なため、栽培業者が米ぬかを
買い占めてしまったのです。
精油業者にとっては深刻な事態に陥りましたが、いま現在は安定した供給を
できるようになりました。
通常のサラダ油と比較すると高価な油に分類される『こめ油』
気になったので値段を調べてみると(※2015年10月時点)
アマゾン
築野食品工業こめ油1500g 900円
築野食品工業こめ油750g 883円
三和油脂つや姫こめ油90g 1413円
木徳神糧こめしぼり(食用こめ油) 600g 930円
質や量によってかなり相場が変わるようです。
そしてここ最近の人気ぶりでほとんどが品切れ&値段高騰をしている模様です。
では続けて気になるこめ油の危険性について調べてみました。
こめ油その②こめ油って食べると危険なの!?
こめ油が危険と言われる理由は製造過程にあります。
こめ油は糠(ぬか)からではなく玄米からノルマルヘキサン(劇薬)で
抽出しているからです。
このノルマルヘキサンが人体にとって危険と言われています。
ノルマルヘキサンとは
ヘキサンと呼ばれるこの成分は有機溶媒(他の物質を溶かす物質の呼称)の
一種で、油脂の洗浄や抽出をはじめ、大豆の脱脂加工にも用いられます。
人体への有害性は
多量に飲む、または蒸気吸入により
・めまい
・手足の感覚麻痺
・歩行困難
などの多発性神経炎の症状が起こる。経口摂取により毒性は低いです。
全てではありませんが、ほとんどのこめ油は糠ではなく玄米から
このノルマルヘキサンを使用して抽出しているのだとか。
こめ油自体は健康によくても製造過程で栄養分が減少してしまいますね。
それを避けるためにも、こめ油を購入するときは『圧搾一番搾り』と
表示されるものを手に取ってください!
※別記事でより詳しいこめ油のことを記事にしてます(28年1月23日に追記)
こめ油の栄養と効果効能。美肌に良い理由と気になる製造方法
圧搾一番搾りとはその名の通り、比較的油分の多い原料に物理的に
圧力をかけて油をしぼり取る方法で、圧搾法によって得られた油を
「一番しぼり」と呼びます。
有効な成分を逃すことなく、不純物がないオイルをそのまま摂取できる方法です。
それでは最後に優れた成分をご紹介します!
こめ油その③こんなにスゴイ!こめ油の栄養と効果
スゴイ成分その①ガンマーオリザノール!
・油の酸化抑制作用
・血管を若く保つ
・コレステロールの低減
など更年期障害や紫外線防止までしてくれる優れた成分は、米ぬか特有のもの。
抗酸化成分が豊富
熱を加えてもこめ油は劣化せず、味はさらっとした軽い口当たりなので、
焼いたパンに塗って食べたり、ゴーヤを揚げるときに使っても効果はそのまま!
スゴイ成分その②トコトリエノール(スーパービタミンE)
こめ油はビタミンEが豊富に含まれていて、ビタミンCが多く含まれる野菜と
一緒に摂取すると、とても効果的なんです。
ビタミンEは
抗酸化作用があるビタミンEは、血管の健康を保ち、血液をサラサラにして
老化を防止します。またビタミンEは体内において、生体膜の油に溶けて
存在していて、膜を酸化から守ってくれている大事なビタミンなんです。
中でも注目されるのがスーパービタミンEと呼ばれるトコトリエノールです。
トコトリエノールは
・動脈予防効果
・美肌効果
・美容効果
・コレステロール値を下げる効果
などがあり、通常の油と成分含有量を比較すると
40倍から60倍ものスーパービタミンEがこめ油に含まれています!!
サラダのドレッシングや、いつも使っている油の一部分を代用しても
効果が抜群のこめ油、一日の摂取量はスプーン一杯程度と言われています。
メーカーによっても成分が異なるこめ油、料理にはいつもと違う油を
使ってみてはどうでしょうか?
いかがでしたでしょうか。
健康に注目されている『油』ですが、
オリーブオイルをはじめ、こめ油、ココナッツオイルなど
豊富な種類や効果があるものを目にする機会が多くなりました。
自分の体調や健康に合わせて、また好みと照らし合わせてお使い下さい。
毎日口にするものだから、良い物を選びたいですね。
こめ油を作っている築野食品さんの工場見学に行きました!
こめ油工場見学の突撃レポ!米糠パワーに驚いたPart 1
ゴマ油とは違う『太白ごま油』って知ってますか?記事はこちらです↓
太白ごま油は健康にいい?マッサージやうがいにも使える!
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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