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灰わかめ(淡路島の灰干若布)とは?戻し方と食べ方を調査!
淡路島には灰で干された『わかめ』があるって、知ってましたか?
私が住む兵庫県には淡路島がありますが、有名な特産品である玉ねぎやしらすの他に、なんと灰で干されたわかめがあるのです!!
灰 で 干 さ れ た わ か め
実は灰わかめの存在を知ったのはテレビ。
「食べてみたい!!」と思っていたときに、姉が淡路島に行くと言うのでお土産として買ってきてもらいました(*’▽’)ヤッター
ということで、今回は灰わかめのこと、戻し方や食べ方をご紹介します!!わかめ好きさんはぜひ見てってください(*´ω`*)
※灰わかめは90グラム500円ぐらい、淡路島の下の方の港がある道の駅でゲットしたそうです。
灰わかめ(灰干若布・灰干しわかめ)とは?
灰わかめとはその名の通り、灰で干されたわかめのこと。
150年以上前から鳴門海峡に面した地域、北陸や東北地方などで生産され、品質の良さや長期保存の利便性から根強い人気がありますが、生産者が年々減少傾向にあるとのことです。
確かに、灰わかめって聞いたことない名前でした。
同じ兵庫県でも、神戸市内のスーパーや乾物店では出回ってないですからね(;´・ω・)
カットわかめより食べ応えもあって栄養価も高いのに、もったいない話です。
なぜわかめを灰で干すの?
灰で干す理由としては、素干しするよりわかめの状態が良くなるからです!!
わかめの見た目は黒い
灰は灰でも草木灰ではなく、活性炭や純植物性炭灰を用いて干されてます。わかりやすく灰で干すことのメリットをお伝えすると・・・
【わかめを灰で干すことの5つのメリット】
- わかめに付着した灰が水分を吸水し、水分の蒸発効率が高まる
- 灰が太陽光線を遮断し、緑色が長期間保存される
- わかめの歯ごたえが良くなる
- 加熱処理をしなので、わかめの香りが保持される
- 灰で干すことで微生物やカビの発生を防ぐことができる
灰で加工することによって水分の蒸発率を高め、さらにはわかめの色や香りの保持、カビや微生物まで防ぐなど、灰で干すことのメリットが多いですね。昔から灰で加工されてきた理由がよくわかります(´ω`*)
そして食べる側として嬉しいのは、なんと言っても保存期間の長さなんです!!
保存期間はなんと1年!!
灰わかめは常温で1年間長期保存できます。
乾物であれば比較的長期の保存ができますが、灰わかめは常温で1年間保存可能です。※開封後でも湿気に気を付ければ常温保存可。
塩蔵したわかめでも、保存期間はせいぜい2~3ヶ月。
保存目的で塩を使う以外に、灰を使ったものでも保存期間が長くなるとは、驚きの発見ですね( ゚Д゚)
ではせっかく美味しそうな灰わかめをゲットしたので、さっそく戻して食べて見ましょう!
灰わかめの戻し方
灰わかめは加熱処理されてないので、灰を洗い流したらそのまま食べれます。
ゲットした灰わかめの袋には、『酢のものにするときはぜひ湯通ししてください』と記載されてましので、さっそく戻してみました。
※灰わかめ10グラムで、水で戻すと約60グラムになります。
灰わかめの戻し方
1:まず5分間、水に浸けます。
ジワ~っと灰が水に広がり、あっという間に水が黒くなりました。
2:灰を洗い流す。
5回ほど水でササッと流しますが
わかめの先の方に灰が残るので、よく洗い流します。
ついでに、灰わかめを生のままパクっと一口食べてみました。
(´ω`*)「うん、カットわかめより歯ごたえある~」
灰わかめ料理を2品作りたかったので、半分の量をさっと湯通ししました。
3:湯通しする
熱湯で10秒茹でます。
カットわかめとは厚さが違いますね(`・ω・´)コレハスゴイ
さっそく食べてみましょう!!
灰わかめの食べ方
灰わかめは、灰の味はしないので普段のわかめと同じように使えます。
さっそく灰わかめで作ってみたのは2品
わかめのおかか和え
わかめにおかかを加え、ポン酢で和えるだけ!ザ・シンプルです。
続けて、
わかめとシイラの生ハム塩麹和え
湯通ししたわかめに、シイラの生ハムと塩麹・レモン果汁を少しだけ加えてみました。
(´ω`*)「おつまみにあう~」
他にも、酢の物、若竹煮、すき焼きのあしらい、天ぷら、魚との煮合わせなど幅広く使えます。実際に味噌汁に入れてみても違和感はなかったですよ。
ホントに市販の乾燥わかめよりムギュッとした噛み応えがあるので、「わかめ食べてる感」が気に入りました^^
それでは最後に、みたらし的灰わかめの感想を正直にお伝えさせていただきます。
灰わかめの感想
市販の乾燥わかめ食べるより、灰わかめのが断然おすすめです!!
味良し、香り良し、保存良しでいうことありません。
ちょっとわかめの話をさせていただくと・・・
以前に比べると、カットわかめは全く買わなくなりました。
神戸市に住んでいて、淡路島の塩蔵わかめや茎わかめをゲットしやすい環境というのもありますが、市販のカットわかめは量が少ない上に割高で、国産の物が少ないというのが理由です。
忙しいときにパパッと加えるだけのカットわかめは重宝しますが、販売元は国内業者でも原材料の原産国は記載がない場合が多いので、なんとなく安心できないと言うのもあるんですよね(;´Д`)
せっかくなら、わかめ産地のものを食べてほしい!というそんな思いから、私は灰わかめをおすすめします。
ムギュッとして歯ごたえいいですよ。
ぜひ淡路島や鳴門海峡付近に行ったときは、灰わかめを探してみてください。普通のわかめより、黒いわかめが目印です(´ω`*)
ここまでご覧いただき、ありがとうございました~!
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