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葛湯(くず湯)は風邪のひき始めに飲もう!葛の効果・効能
葛湯の原材料は『葛』という植物でご存知の方も多いと思いますが、
この葛という植物、有害雑草と言われるほど繁殖力が強いのは知ってましたか?
とても生命力が強くて、ミントに並ぶ繁殖力を誇る植物なのです!
葛根湯やくず餅の原料でもある葛。
実は風邪のひき始めに飲むと、とても効果があるのです!
今回は、生命力が強い葛を原料とした葛湯のことについてご紹介します^^
葛湯は風邪のひき始めに効果的!
葛はマメ科の植物で秋の七草のひとつで、
「捨てるところがない草」と言われるほど根や葉、花、つるまで全て使えます。
風邪薬でもある葛根湯の主成分は葛。生薬では『葛根』かっこんと言います。
葛根は葛の根っこを掘り出して、水洗いをして日干ししたものです。
葛根(かっこん)の効能は?
発汗作用や解熱・鎮痛作用があります。
風邪の引き始め、下痢などの胃腸の不良時にも効果があります。
葛湯(くず湯)の効能は?
発汗作用などがある葛根を原料とした葛湯は滋養食として使われています。
とろみがあって消化も良く、胃腸の負担が軽いため、
・風邪やはしかの初期症状
・熱による口の渇き
・糖尿病
・体の冷えの改善
など、病気の初期症状や喉を傷めたとき、乳児の流動食や介護食など
色々な用途・症状に合わせて使えるのが特徴です。
葛の花にはアレが期待できる!
葛の花の生薬名は『葛花』かっかと言います。
「酒毒を消す」と言われる葛花は二日酔いの予防や解消が期待できます。
また葛花にはイソフラボンとサポニンが含まれています。
イソフラボンとは?
大豆胚芽に含まれるポリフェノールの一種で、女性ホルモンと同じような
働きをする成分です。
サポニンとは?
植物の根や茎に含まれる配糖体の一種で、コレステロールの除去や動脈硬化の
原因でもある「過酸化脂質」の生成を抑えます。
この2つの成分から、
・肝機能を高める
・更年期障害を改善する
・ダイエット効果がある
・血流を改善する
葛の花には二日酔いの予防だけではなく、男女ともに頼もしい効果があるのです^^
では続けて、葛湯を飲むときのポイントを2つご紹介します。
葛湯は『葛粉』ではなく『本葛粉』が良いですよ!
ポイントその①葛湯はなるべく本葛粉を選んで!
葛粉と本葛粉が違うのはご存知ですか?
葛で有名な奈良県は吉野にある葛屋さん。奈良の吉野葛は有名ですよね。
以前『葛会』と言われる『葛屋 中井春風堂』さんの葛作り体験に参加したことが
あるのですが、そこの店主さんから伺った話では、
『吉野葛』と記載されているものは51%以上の葛が入っているものを言い、
『吉野本葛』と記載が許されるのは100%葛しか入っていないものを言うそうです。
本葛粉は100%混り気なしのもの。
ゆえに本葛粉のみで作られた葛切は格別の味でした^^
本葛粉で作られたくず餅も最高です!
葛の根の「重さの5%」からしか取れない本葛は貴重なもので、
加工にも手間がかかるので葛粉と比べると本葛粉の値段は高めです^^;
しかし効能などを考えると、不純物が混じっていない本葛粉がおすすめです。
ポイントその②葛湯に生姜パウダーを入れるとさらにポカポカ!
体の冷えの改善などに効果がある生姜パウダー。
優しくとろっとした葛湯にサッと溶ける生姜パウダーは手軽に出来て、
手足の先がポカポカしてくるので大変おすすめです!
他にも黒糖パウダーや牛乳と混ぜても美味しいですよ~。
胃腸の調子が良くないときや、風邪を引いたかな?というときにお試しください。
次に葛粉を買う機会があれば、ぜひ原材料をチェックしてみて下さいね^^
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ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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