牡蠣はあたりやすそうだから喜んで食べれない・・・。
牡蠣の旬がやってくると、目に留まるのが牡蠣小屋など食べ放題のお店ですが、「あたりそうだから怖い」と、思う方は多いのではないでしょうか?実は私もそう思っている一人です。
でも美味しそうですよね。
生牡蠣に牡蠣フライ、鍋の牡蠣にクラムチャウダー・・・
美味しそうなのにあたるのが嫌で食べれない!でも食べたい!
そんな悩める私と同じ思いのあなたに、今回は牡蠣にあたる原因を調べてみました^^
以前ご紹介した牡蠣の栄養や効能。
今回は「牡蠣はあたりやすい」といわれる原因について、ご紹介します!
牡蠣にあたる原因はなに?
一番最初に牡蠣にあたる原因をお伝えすると、以下の4つが考えられます。
それがこちら
- 加熱調理用の牡蠣を生で食べてる
- 細菌によるもの
- ノロウイルス
- 貝毒
これらの原因の詳細をお伝えする前に、知っておきたい『牡蠣の決まりごと』について紹介させてください^^
牡蠣の決まりごと、あなたは知ってる?
実は「生食用かき」は食品衛生法で『成分規格』や『加工基準』が決められており、県ごとに保存基準や表示基準なども規定されています。
この基準に満たないものはダメ!
という明確な決まりごとがあるのです。
きちんと決まりがあるよ!
東京都福祉保健局では牡蠣を安全に流通させるために、
『かきの取扱方法等に関する要綱』
を策定し、生かきを取り扱う営業者には保険所長に届出を必要とし、食中毒を未然に防ぐよう事項を遵守させています。
ちなみに私が住む兵庫県も『かきの取扱に関する指導要綱』がPDFで19ページ分、みっちりと書かれてました。
生かきの取り扱いにはこうした、厳格な決まりが定められているのです。
では、厳格な決まりがあるのになぜ牡蠣にあたりやすいのか?
さっそく今回の本題を追究していきましょう!!
牡蠣にあたる原因を追究!
牡蠣にあたる原因は以下の4つが考えられます。
- 加熱調理用の牡蠣を生で食べてる
- 細菌によるもの
- ノロウイルス
- 貝毒
どういうことなのか?さっそく一つずつ詳細を見ていきましょう!
原因その1:牡蠣が充分に加熱されていない
一般的に生かきは、「生食用」と「加熱調理用」に分別されています。
しかし
消費者が「鮮度がいい」という思い込みで、加熱調理用のかきを生で食べてしまい
食中毒になる事例が後を絶たないと言われています。
熱が加えられていない牡蠣には細菌やウイルスが含まれているため、耐性がない子供や抵抗力の弱い年配の方は特に注意が必要になります。
鮮度の良し悪しはプロの判断に任せましょう(;´・ω・)
原因その2:腸炎ビブリオや大腸菌などの細菌によるもの
牡蠣そのものに細菌がいるわけではなく、海水に細菌が生息しています。
海水には一定量の細菌は存在しているので、牡蠣が細菌を取り込んだとしても少量では人への影響はありません。
流通過程では充分な対策が取られていて、細菌は問題ないように思えますが、問題があるのは牡蠣を保管する環境や水質が変化した場合なのです。
15℃以下の環境で菌の増殖は抑制されますが、20℃以上の環境で数時間保管することにより食中毒への危険性が高まります。
腸炎ビブリオ菌は70℃以上で1分以上加熱することで菌が死滅します。
腸炎を引き起こす大腸菌で、ほとんどの業者が紫外線照射した殺菌海水による対策(牡蠣の中に残った大腸菌を殺菌した海水で循環させ洗い流す)をしています。
大腸菌は75℃以上で1分以上加熱することで菌が死滅します。
原因その3:ノロウイルスによるもの
ノロウイルス感染者の嘔吐物や便などが下水で処理しきれずに流れると、やがて海にたどり着きます。
牡蠣は海水に含まれる成分やプランクトンを餌としますが、海水に微量に残ったウイルスや細菌までも取り込んでしまい、牡蠣の中に残留されるのです。
牡蠣の中では増殖しませんが、人の体内でノロウイルスは猛威をふるいます。
ノロウイルスは未然に防ぐことが大事!
ノロウイルスは85℃以上で1分以上加熱することでウイルスが破壊されます。
原因その4:貝毒によるもの
海水の有毒プランクトンを蓄えた貝を食べることによって起こる貝類の毒のことです。
貝毒は加熱では無毒化することができません!
有毒プランクトンが増える4月から5月にかけて各県の水産担当部局が検査を行い、毒の量を検査して安全を確認し発表しています。
以上のことから、牡蠣を生で食べることのリスクがわかりましたね(´ω`;)
では最後に、今回の内容をまとめて終わりにしたいと思います!
牡蠣にあたる原因のまとめ
牡蠣にあたる4つの原因
- 加熱調理用の牡蠣を生で食べてる
- 細菌によるもの
- ノロウイルス
- 貝毒
「生食用かき」は食品衛生法で『成分規格』や『加工基準』が決められている!!
牡蠣の生食はリスクがあることを忘れない!
牡蠣を加熱調理するなら
・沸騰したお湯で茹でる場合は1~2分の加熱
・油で揚げる場合は180度の油で4分以上の加熱
- 腸炎ビブリオ菌は70℃以上で1分以上加熱すれば菌が死滅する
- 大腸菌は75℃以上で1分以上加熱すれば菌が死滅する
- ノロウイルスは85℃以上で1分以上加熱すればウイルスが破壊される
牡蠣を生で食べるのは充分ご注意ください。生産元が書かれているものや、生かきを専門で扱うお店で食べることをおすすめします^^
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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