「海のミルク」と呼ばれるほど栄養豊富な牡蠣は、
生食を好まない欧米圏でも牡蠣だけは生で食べるほど、好まれています。
世界中で最も食べられている二枚貝の牡蠣。
貝類の中でも栄養豊富と言われる理由は、
牡蠣に含まれるビタミンB¹²や亜鉛の含有量がとても多いから。
あのゴツゴツした殻の中にあるプリっとした身には、
女性の美容や健康にも期待できる栄養が詰まっているのです!
今回は、牡蠣のカロリーと栄養・効能・効果などについてご紹介します^^
牡蠣にはどんな栄養や効能・効果があるの?美容にも良いの?
牡蠣はビタミンやミネラルがバランスよく含まれています。
では具体的にどんな栄養などがあるかと言うと、注目なのが『亜鉛』です。
亜鉛は血糖値を下げるインスリンを合成するのにも役立つ!
亜鉛はたんぱく質の合成やホルモンの合成など多くの代謝に関わっていて、
生殖機能の維持、皮膚や骨格の発育に不可欠な成分です。
味覚を感じる細胞の集合体の形成にも重要な役割を持っています。
牡蠣の可食部100g当たりの亜鉛含有量は13.2mg
なんと牡蠣5個分(100g)で成人女性の摂取目安量7mgを超えるのです!
◆亜鉛の効能・効果とは?
・糖尿病の予防
・脳の機能を活発にして学習能力を高める
・抜け毛を予防する
・動脈硬化を改善する
・二日酔いを防ぐ
◆亜鉛が不足したらどうなるの?
・免疫機能の低下
・味覚異常
・子供は成長障害
・成人は食欲不振・鉄欠乏性貧血・肌荒れ・生理不順など
人の体内に約2g含まれる亜鉛は、子供はもちろん大人にも欠かすことのできない
重要な役割を持つミネラルなのです。
体の血や肉を作るグリコーゲン!
グリコーゲンは多数のブドウ糖がつながった多糖類です。
普段は蓄えられていますが、運動をするときはエネルギー源となり、
他にも空腹時の血糖値を維持する働きがあります。
◆グリコーゲンの効能・効果は何があるの?
・疲労回復効果
・血糖値を調整する効果
肝機能を高めるタウリン!
含硫アミノ酸(硫黄を含んだアミノ酸)の一種で魚介類に多く含まれています。
肝機能を高める効果があるタウリンは、体内の胆汁の主成分である胆汁酸と
結合して消化作用を助けます。また神経を伝達する物質としても作用します。
◆タウリンの効能・効果は何があるの?
・血栓の予防
・高血圧の予防
・動脈硬化の予防
・肝機能の向上
実はこのタウリン、人だけではなく猫にとっても重要な栄養素なんです。
猫は体内ではタウリンを合成できないため、キャットフードにはタウリンが
含まれています。
最後にビタミンB¹²!!不足するとイライラのもとになる
赤血球の生成を助けて貧血を防ぐ働きをします。
ほかにも中枢神経の機能を正常に保つ効果があり、認知症を予防します。
牡蠣の可食部100g当たりのビタミンB¹²の含有量は28.1mcg
亜鉛と同じく成人女性の摂取目安量2.4mcgを余裕で超えます!
◆ビタミンB¹²が不足すると?
イライラや集中力、記憶力の低下、無気力などが起こりやすくなります。
牡蠣のタウリンがむくみや、便秘を改善してくれます。
タウリンは筋肉を収縮力を高める効果があるため、足のむくみや、
腸をぜん動させて便秘を改善させてくれるのです。
牡蠣のカロリーは低い!低いから牡蠣をたくさん食べても問題ない?
まずズバッと言っちゃいます。牡蠣のカロリーは高くないです。
具体的な数字でお伝えすると、牡蠣100g当たりは60kcalです。
牡蠣ひとつが20gとするとカロリーは12kcalなので、かなり低カロリーです。
低カロリーで美味しいと、ついついたくさん食べてしまいがちですが、
「高たんぱく低カロリー」を目当てとするには牡蠣は力が足りない食材です。
なぜなら、牡蠣は100g当たりのたんぱく質が6.6gと少ないためです。
牡蠣の栄養面に注目してダイエットの食材にするなら問題はないのですが、
低カロリーな食材で体の筋肉などを作る、というには牡蠣は力が足りません。
・牡蠣のたんぱく質は100g当たり6.6g
・鶏のささみのたんぱく質は100g当たり23g
鶏のささみと比較してみると、半分以下の数値という結果になりました^^;
また牡蠣は腹持ちもあまりよくありません。
食べ物が胃の中に残っているのは脂質が一番最後で、
それが「腹持ちの良さ」と言われますが、牡蠣の脂質は100g当たり1.4g。
豆類などと比較してみると、魚介類はそこまで脂質が豊富ではないのです。
『低カロリーだけど高たんぱくではなく、腹持ちはあまり良くない』
カロリーだけを気にするなら、牡蠣は低カロリーでおすすめです。
ダイエットで体を作るというときは、鶏のささみや豆類をおすすめします^^
気になるのが牡蠣の食べ過ぎや食中毒などの腹痛かと思われますが、
なぜあたるのか?牡蠣のあたる原因を調べてみました!
栄養成分の説明が長くなりましたが、豊富な栄養を含む牡蠣。
他にもたくさんお伝えしたいことがありますので、また次回ご紹介します^^
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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