八百屋やスーパーに並ぶ小さい芽キャベツ。
「キャベツの若芽だからこんなに小さいのかな」と思ってましたが、
芽キャベツは『キャベツの変種』で、まったく違うものだと後から知りました^^;
そしてキャベツとは何が違うのだろうと思い調べてみると、栄養面で
小さな芽キャベツの方がキャベツよりも栄養が豊富だということが分かりました。
そこで今回は芽キャベツとキャベツの違い、芽キャベツの旬の時期をご紹介します!
芽キャベツのほうが栄養豊富!芽キャベツとキャベツの栄養の違い
芽キャベツとキャベツの栄養を五訂日本食品標準成分表を元にご紹介します^^
※可食部100g当たりの栄養素の量です。
※栄養の隣の()内は成人女性の1日の推奨量または目安量です。
芽キャベツ | キャベツ | |
ビタミンA (700mcg) | 710mcg | 49mcg |
ビタミンB¹ (1.1mg) | 0.19mg | 0.04mg |
ビタミンB² (1.2mg) | 0.23mg | 0.03mg |
ビタミンB⁶ (1.1mg) | 0.27mg | 0.11mg |
ビタミンC (100mg) | 160mg | 41mg |
カリウム (2000mg) | 610mg | 200mg |
食物繊維 (17g以上) | 5.5g | 1.8g |
葉酸 (200mcg) | 240mcg | 78mcg |
・ビタミンA(βカロテン)はキャベツの14倍強!!
・ビタミンCはキャベツの約4倍!
・カリウムはキャベツの約3倍!
・食物繊維はキャベツの約3倍!
・葉酸はキャベツの3倍強!
いずれもキャベツより芽キャベツの栄養が豊富だということがわかりました。
βカロテンの含有量が14倍と驚くべき数字ですね。
栄養豊富な芽キャベツ。それぞれの栄養と効能を簡単にご紹介します。
βカロテンは皮膚や粘膜を保護してくれる!
体内で必要な量だけビタミンAに変わるβカロテンは、髪や爪、美肌などに
欠かせない栄養素です。皮膚や粘膜の保護をし、働きを正常に保つ役割をします。
ビタミンAに変わらなかった分は強い抗酸化作用で抗ガンや老化を抑制します。
カリウムはナトリウムの排出を促進し、血圧上昇を抑える!
カリウムはナトリウムと作用し合いながら細胞の浸透圧を調節したり、
水分を保持・調節するため、生命維持活動に重要な役割をもつミネラルです。
高血圧の予防・改善や、筋肉の働きをよくします。
ビタミンCは貧血や風邪の改善、がん予防にもなる!
ビタミンCはオレンジ果汁から抽出された壊血病予防因子がもとです。
コラーゲンの生成と深く関わりがあり、コラーゲンの働きが強化されると、
風邪などのウイルスの侵入を阻止したり、肌にもハリ・ツヤが出ます。
またビタミンCの強い抗酸化作用による過酸化水素が、がん細胞に有害に
働くため予防に効果があると言われています。
妊婦さんや授乳中の女性に必要な葉酸!
葉酸はDNAの形成をする酵素の手助けをするビタミンで、
成長する胎児にとってはなくてはならないな成分です。
不足すると細胞の分裂や成長を阻害してしまうため、
妊婦の方や授乳中の方にとは特に積極的に摂取するようすすめられています。
食物繊維が便秘の予防やコレステロール上昇を抑える!
芽キャベツに豊富な食物繊維は、腸内に溜まった老廃物を体外へ運び出す働きをし、
さらには善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる作用を持ちます。
水溶性の食物繊維は血糖値の上昇を抑え、糖尿病を予防し、さらには
コレステロール値を下げる働きもあります。
女性や妊婦さん、コレステロールが気になる方にも効果的な芽キャベツ。
気になる旬の時期をご紹介します^^
芽キャベツの旬はいつ?芽キャベツの食べ方は煮るのが簡単!
芽キャベツは寒い季節の11月から3月が旬です。
子持ちランカンとも言われる芽キャベツはベルギーが原産地です。
キャベツの変種で、キャベツの若芽ではありません。
いつも八百屋で見るキャベツはこんな風に畑にびっしりと植えられて、
1つがまるまるとしてどっしりとした形をしてます。
一方、小さな芽キャベツは葉の付け根から出る脇芽が鈴なりに育ち、
1本の株から50~60個の芽キャベツが実ります。
ぶどうの房のような形を想像してもらったら分かりやすいです^^
芽キャベツの食べ方は?
アクがある芽キャベツは、外側の葉を1~2枚剥いて、軸に十文字の切り込みをし、
塩を加えて熱湯で2~3分ほど下茹でしてから調理するのが一般的です。
芽キャベツを簡単に使うなら煮込みがおすすめ!
下茹での必要がないシチューやトマトスープなどの煮込み料理がおすすめです。
芯まで味が染み込み、一口サイズで小さいのが食べやすいです^^
寒い季節に販売されている芽キャベツ。
芽キャベツはキャベツを超える優秀な食材なので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
気になる野菜の栄養と効能のまとめはこちらです↓
健康に良い野菜を食べよう!美味しい野菜の栄養と効能・効果
ここまでご覧いただき、ありがとうございました~!
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