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米はおかずの友。古代米『黒米』に隠された栄養と効能
今日も仕事を頑張り、家についてホッと一息。
「そろそろご飯の時間よ~」なんて呼ばれて食卓につき、
お茶碗によそいでもらった米が真っ黒だったら、あなたはどうしますか?
実はこの日本には、白いお米以外にも黒米と呼ばれる米が、
粒が小さく光り輝く黒いお米があるんです・・・!!
米世界にようこそ。
人生終わりを迎える日は、
母親が握ったおにぎりを食べながら(なかの具は梅干し一択!!)
あの世に旅立ちたいと願うアラサー主婦、みたらしです。
みなさん、お米たべてますか?
米穀機構の「米の消費動向調査」を見てみると
米の家庭内と外食消費量が年々減少の傾向にあると結果が出てます。
減少の傾向にありながらも、最近ではスーパーでも品数が豊富になり、
白米に玄米、十六穀米に分つき米(玄米から糠を残して精米したお米)
などなど、白米に飽きたときにあれこれ選ぶ楽しさが増えつつあります。
そんな品数豊富なお米界をウロウロしながらも、
最近出会った異色な存在をアピールする米があります。
その名も黒米(くろまい)です!!
読んで字のごとく一粒ずつが真っ黒です。
ホントに真っ黒です。
裏を見ても真っ黒です。
出来立てホッカホカのおかずが並んでいるのに、
手の中のお茶碗には 存在をアピールする黒米。
口に入れる前に悩んでいるあなたを、黒い輝きで圧倒します。
しかしこの黒米。
実は白米よりも栄養が豊富で、慢性の疲労感や
エイジングケアに効果があるという優れた米なんです。
今回はこの黒米のことをご紹介します!
古代米『黒米』の栄養と効能
黒米のことを「古代米」と呼びますが、そもそも古代米とは
私たちの祖先が栽培していた、古代の稲の品種を色濃く残した稲のことを言います。
種類としては
黒米、赤米、香り米などです。
白米と育て方は似ていますが、品種によっては気象障害や病害虫に弱いもあり
日本でもごく一部の地域しか生産されていないものです。
ビタミンとミネラルは白米よりも豊富!
ビタミン類はビタミンB1・B2、ビタミンE、そしてナイアシン
鉄、カルシウム、マグネシウムとミネラルもたっぷり
黒い色はアントシアニンの成分
ポリフェノールの一種、アントシアニンが黒米の色の素で
摂取することにより、抗酸化作用や滋養強壮作用がもたらされます。
体力や気力の低下時に効果あり
足腰の痛みを取り、血行を良くする作用があります。
また賢の働きと、消化機能を良くする働きもあります。
中国では不老長寿の米として重宝されたほか、
漢方薬や産婦の栄養食品としても用いられたそうです。
これだけ栄養が豊富だと、
たくさん食べないと効果ないんじゃないの~?と誤解されがちですが
実は少量でも効果が発揮されるのが、黒米のスゴイとこです。
次に黒米の炊き方をご紹介します。
お米一合に小さじ一杯で栄養満点!
我が家は黒米を土鍋で炊いてみたのですが、炊き方は白米と同じです。
①米一合に小さじ一杯の黒米を入れる
②偏らないように混ぜ合わせる
③分量の水を入れます。
特別に必要な作業はないです。
黒米はもちもちとした触感なので、黒ゴマやごま塩を入れてみると
黒ゴマの栄養もプラスされて、より美味しくなると思います!
この記事の最初に、真っ黒なお米と言いましたが、
炊き上がりはうっすらと紫色です。
(すべて黒米で炊くと、真っ黒なごはんがお出迎えしてくれます)
最初は分量を抑えて炊いてみて、あとはお好みで黒米の量を増やしてください。
ちなみに我が家は米三合に黒米大さじ一杯に増やしました。
いつもの白米に飽きてしまったら、ぜひ黒米を試してみてください!
新たな触感に出会うこと間違いなしです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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