キウイは皮ごと食べるのが正解!その驚くべき栄養と効能とは?

 

「あなたは、キウイの皮を剥いて実だけ食べてませんか?」

こんにちは、ゴールドキウイが好きな薬膳アドバイザーのみたらしです。

美容に良い効果があると言われるキウイフルーツは、近年、黄色い果肉で糖度が20度もあるゴールドや、果肉が赤い色をしたレッドキウイ、さぬきゴールドなど種類が豊富になりましたよね。

我が家も夏は夏バテ防止に、涼しい季節は健康目的で甘酒とキウイを使ったフルーツ甘酒をよく作ります。

さて、そんな身近にあるキウイですが、ここであなたに質問です。

「あなたは、キウイフルーツの皮を剥いて食べてないですか?」

イエスと答えたあなた・・・もったいなーい!!!

実はキウイは『皮』にも栄養があるのです!!!
そうです、あの茶色いもさもさした皮です。ちょっと信じられないですよね(´ω`;)

そこで今回はキウイの皮のこと、栄養や効能についてご紹介します!!!キウイフルーツを好きでよく食べるあなたは、見逃し厳禁ですよ!!(`・ω・´)

スポンサーリンク

 

キウイフルーツの『皮』は『実』よりもスゴイ!?

キウイの『皮』に含まれる栄養は『実』よりも豊富で、実に2倍近く含まれる栄養素もあります。

日本ではほとんどの人が、キウイは実(果肉)だけ食べますよね。ところが、ニュージーランドやオーストラリアなどでは普通に皮も食べるのだとか。むしろ日本人が皮を食べないことに「なんで皮むくの?」と驚くのだそうです。

私も母に「キウイは皮ごと食べなさい」と言われるまでは、普通に皮は剥くものだと思ってました。無意識って怖いですよね(´ω`;)

それはさておき、キウイの皮と果肉(実)の栄養の比較をしてみましょう!

【キウイの皮と果肉の簡単な比較】

  • 食物繊維は果肉より2倍多い
  • 多糖体も果肉より多く含まれている
  • キウイの『種』に含まれるポリフェノールは果肉の50倍!!

キウイと炭酸
ポリフェノールの含有量が気になって調べてみたところ、キウイの皮ではなく『種』に多く含まれていることが分かりました。

含まれているポリフェノールは『クエルシトリン』『ケンフェロール』です。

どちらも抗酸化作用があり、それにプラスして

  • クエルシトリンには抗炎症作用
  • ケンフェロールは免疫力のアップ

が期待されます。

種にもポリフェノールが含まれていましたが、キウイの栄養もその多くは皮に含まれています。なので、キウイの皮は食べなきゃもったいないですよ(´ω`*)

とはいえ、気になるのがキウイの皮についた農薬かと思いますが、皮をしっかり洗って食べれば問題ないとのことです。

私も八百屋で売られているキウイの皮をよく洗い、勇気を出してそのまま薄切りにして食べてみましたが・・・

みたらし
意外と普通に食べれます
みたらし
皮のふさふさした毛も、ほとんど気にならなかったです

 

そのまま食べるのに抵抗がある方は

  • ジュースを作る容量で皮ごとミキサーにかけてみる
  • ドレッシングを作るときに、皮ごと擦り下ろしてみる

など工夫をすると気にせずに食べられますよ。一度、お試しあれ!

では続けて、キウイフルーツそのものの栄養と効能を見てみましょう!

スポンサーリンク

キウイフルーツの栄養と効能!

まずは、キウイフルーツの栄養からご紹介します。

※七訂日本食品標準成分表をもとにした、可食部100g当たりの栄養素の量

  キウイフルーツ(緑肉種)
カロリー 53kcal
カリウム (2000mg) 290mg
カルシウム(650mg) 33mg
マグネシウム(290mg) 13mg
鉄(11mg) 0.3mg
ビタミンA (700㎍) 66㎍
ビタミンB¹ (1.1mg) 0.01mg
ビタミンB² (1.2mg) 0.02mg
ビタミンC (100mg) 69mg
ビタミンE (6.5mg)  1.3mg
葉酸 (240㎍) 36㎍
食物繊維 (17g) 2.5g

※栄養の隣の()内は成人女性の1日の推奨量または目安量

ものすごく栄養価が高いという訳ではありませんが、他の果物と比較すると、やはりビタミンCなどは豊富です。

キウイ2キウイの効能

  • 肌の美容
  • 貧血・風邪の改善
  • がん予防
  • 老化の抑制
  • 感染症予防
  • 胃もたれの予防
  • 疲労のもととなる乳酸の生成抑制など
お肌に良いビタミンCはイチゴより多い!
ビタミンCを特に多く含むキウイ、その含有量は可食部100g当たり69mg。これはイチゴのビタミンC含有量62mgを上回ります。
ビタミンCが不足するとどうなるの?
肌のシミやソバカスの原因となる、メラニン色素の生成を抑えることができなくなります。

また、ビタミンCは「コラーゲン」の生成と深く関わりがあるビタミンです。

ビタミンCが不足するとコラーゲン生成がうまくいかなくなり、コラーゲンの生成不足により細胞結合が弱くなり、出血したり骨がもろくなります。

キウイ断面
女性の美容や健康には欠かせないビタミンなのです。

抗酸化力の強いビタミンEが豊富にある!
ビタミンEは脂溶性ビタミンの一種で、抗酸化作用があります。
ビタミンEが不足するとどうなるの?
血行障害からくる肩こり、頭痛や冷え性、さらには老化を早めてしまいます。

 

たんぱく質を分解する酵素がある!
キウイに含まれている酵素のアクチニジンはたんぱく質を分解し、消化を助ける働きがあります。

ただし、たんぱく質を分解するアクチニジンの弱点は熱なので、加熱すると酵素の働きがなくなります。キウイは生のままハムなどと一緒に食べると効果的ですよ(*’▽’)

 

疲労回復に役立つクエン酸とリンゴ酸!
キウイには体内で素早く吸収されてエネルギーに変わるブドウ糖が多く含まれ、疲労のもと『乳酸』の生成を抑えるクエン酸やリンゴ酸を含んでいます。

他にもキウイは血糖値の上昇を抑え、糖尿病予防にも有効な水溶性食物繊維のペクチンを含んでいるため、疲れたときや肌の調子が気になるときにはキウイフルーツを食べてみてくださいね。

では最後に、今回の内容をまとめて終わりにしたいと思います!

 

キウイフルーツのまとめ

 キウイ2キウイの皮は実より栄養がある!

【キウイの皮と果肉の簡単な比較】

  • 食物繊維は果肉より2倍多い
  • 多糖体も果肉より多く含まれている
  • キウイの『種』に含まれるポリフェノールは果肉の50倍!!

皮はよく洗って、薄切りにすると普通に食べれます。

キウイ2キウイの栄養はビタミンCやビタミンEが豊富!

キウイ2キウイの効能

  • 肌の美容
  • 貧血・風邪の改善
  • がん予防
  • 老化の抑制
  • 感染症予防
  • 胃もたれの予防
  • 疲労のもととなる乳酸の生成抑制など

あひるの行進

以上がキウイフルーツのまとめになります!

寒い冬に糖度があがり、美味しくなるキウイフルーツ。

食べる機会があれば皮ごとパクっと召し上がってください。体に良い栄養素がそのまま摂れますよ(´ω`*)

ここまでご覧いただき、ありがとうございました~♪

他に見逃している『皮』はありませんか?

スポンサーリンク
Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2016-2018

みたらしシンプル薬膳アドバイザー

投稿者プロフィール

薬膳アドバイザーのみたらしです!
シンプルで簡単な薬膳をモットーに、ココロとカラダに良さそうな新鮮な食材や美味しいものを探して、神戸は三ノ宮付近をフラフラ散歩してます。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

今年こそ冷え性改善しよ!

体がホッとする優しいおやつはこちら

最新記事

  1. 人参とクコの実サラダ

    2019-12-19

    クコの実の大量消費に持ってこいなクコの実入り無限人参サラダ

  2. 薬膳教科書

    2018-7-26

    【薬膳の中級資格】はオンライン・通信講座で取得できる方法があった!

  3. 黒ごまと白ごま

    2018-6-30

    薬膳アドバイザーおすすめの手軽に使ってほしい薬膳食材ベスト5!

  4. 海苔

    2018-5-21

    海苔の栄養と効能!1日2枚で医者いらずと言われるその実態とは?

  5. 切り干し大根2

    2018-4-28

    切り干し大根サラダの作り方5選!5分で戻して毎日のご飯の一品に♪

  6. クコの実100グラム

    2018-3-31

    クコの実の戻し方と簡単な食べ方6選!クコはそのまま食べれるの?

  7. クコの実

    2018-3-24

    クコの実の栄養と効能!ビタミンCはレモンの100倍以上って本当?

  8. 薬膳茶の素材

    2018-3-18

    簡単に作れる薬膳茶7選!冷え・貧血・ストレス・生理不順の改善に

  9. 栗

    2018-3-2

    甘栗の栄養と気になる糖質量!おやつやダイエットに最適って本当?

  10. 麹

    2018-2-12

    【自家製味噌のまとめ・記録用】手作り味噌はやっぱりホッとする味です

ページ上部へ戻る